一人暮らしだし、私が家にいないときになにかあったらどうしよう…
一人でうちの子たちを運べるかな…
そもそも防災対策ってなにをすればいいの?
この記事では一人暮らしの飼い主さんがネコさんにできること4つ、すぐに使える防災チェックリスト、防災バッグを作る4つのコツ、他の飼い主さんの防災バッグの中身をご紹介します。おすすめの防災バッグと首輪もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
一人暮らしの飼い主さんができること4つ
一人暮らしでネコさんと暮らしていると、「自分がいない間にあの子になにかあったら…」と不安に思うもの。とくに最近は地震が増えたように感じ、防災について考え直す機会も増えましたよね。
- 災害発生時、猫だけでも安心できる環境づくりを
- 近隣の避難場所を確認しておく
- ご飯やお水が自動給餌できるものを置いておく
- キャリーバッグ、人、他の猫に慣らしておく
一人暮らしで不安な方は、ぜひこの4つを試してみてください。
1. 災害発生時、猫だけでも安心できる環境づくりを
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あなたが家を離れている間に大きな震災が起こり、なかなか自宅に戻れない可能性を考えて、できる限りネコさんが安心できる環境づくりをしましょう。確認するのは以下の4点です。
- キャットタワーは固定されているか
- 倒れてきそうなものはないか
- 窓ガラスが飛び散り、ケガをしないか
- 火事になりそうなものはないか
天井に突っ張って固定するタイプのキャットタワーは、固定しているネジがゆるんでいないかを確認しておきましょう。ネジがないタイプのものは、突っ張りが弱まっていないかを確認してください。
据え置き型は、支えている部分が劣化していないかを確認しましょう。ネコさん用家具以外のものも、しっかりと固定して倒れないようにしておくのがおすすめです。
ほかにも台風や地震などで窓ガラスが割れたり、火事になったりします。窓ガラスには飛散防止フィルムを貼り、家を出るときは配線周りやコンロ周りをチェックするようにしましょう。
飼い主さんのにおいがついたものを置いておくのも◎!
なにかあったときのために、緊急連絡先を書いた紙を置いておくのもおすすめです。紙には自分と自分以外の親しい人の連絡先を書いておき、あなたの写真をつけておきましょう。
2. 近隣の避難場所を確認しておく
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避難場所の確認をしたら、避難場所での過ごし方を確認しておきましょう。自宅待機ができない場合、ネコさんを連れて避難所へ行かなければいけません。ネコさんと一緒に建物内で過ごせるかどうかは避難所によって違います。
避難所が生き物を連れての避難を不可としている場合、いざという時に避難できる場所を探しておかなくてはなりません。避難所によっては生き物を連れて避難できても、建物の外で過ごさなければいけないこともあるのだとか。
そうした場合には、防災バッグに暑さや寒さをしのげるグッズが必要です。災害後、避難できず路頭に迷うことがないように、避難場所を確保しておきましょう。
- 「同行避難」ってなに?
- 「同行避難」とは、一緒に暮らしている動物を連れて避難することをいいます。似た言葉に「同伴避難」という言葉がありますが、ふたつの意味はまったく違ったものです。
同行避難:一緒に暮らしている生き物を連れて避難すること
同伴避難:一緒に暮らしている生き物と避難所の中で生活できること「同行避難」は国が推奨していますが、避難所で生活できることを意味する言葉ではありません。近くの避難所が同伴避難できるかどうか確認し、できない場合はどうすればよいかを考えておきましょう。
3. ご飯やお水が自動給餌できるものを置いておく
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大きな災害ですぐに自宅に戻れない状況でも、ネコさんが生活できるよう自動給餌できるものを置いておきましょう。おすすめは決まった時間に給餌できるもの、カメラ機能がついているものです。
大きな災害の後は、交通機関が機能していなかったり大きな建物が転倒したりして、すぐに家に帰れないこともあります。
「うちの子はパニックになってご飯に口をつけないかも…」と不安に思うかもしれませんが、ご飯やお水がなく衰弱してしまうよりは救いがあるかもしれません。
カメラが壊れてさえいなければネコさんの状態も確認できます。マイク機能があれば、カメラごしにネコさんに話しかけてあげることもできるでしょう。
災害発生時は人間もネコさんもパニックになります。一刻も早く帰宅するのはもちろんですが、できないときのために備えておくことも大切です。
4. キャリーバッグ、人、他の猫に慣らしておく
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ネコさんを連れて避難するときは、キャリーバッグに入れてから避難しましょう。避難所によっては、人間とその他の動物に分かれて生活することがあります。ネコさんは避難している間はキャリーバッグの中で過ごすことになるため、慣れていないと強いストレスを感じ、体調を崩してしまうかもしれません。
さらに避難所には飼い主さん以外の人間がたくさんいます。ネコさん以外にも、ワンさん、ウサギさん、フェレットさんなどさまざまな生き物もいます。
ネコさんの避難生活のストレスを少しでもやわらげるため、日ごろからキャリーバッグや飼い主さん以外の人間、生き物に慣らしておきましょう。
- ネコさんが暴れてキャリーバッグに入ってくれない…
- 洗濯ネットを使ってみてください。隠れている気分になり安心するため、落ち着いてくれるかもしれません。ただし洗濯ネット自体に慣れさせておく必要があります。キャリーバッグ洗濯ネットはネコさんより一回り大きく、目が粗いものがおすすめです。
キャリーバッグを嫌がるネコさんにおすすめ 『ねこずきなトート』
「ネコさんが嫌がってキャリーバッグに入ってくれない」「入ったあともパニックになって暴れてしまう…」そんな方におすすめなのは『ねこずきなトート』です。
- 遊び感覚で「自分から入ってくれる」
- 飼い主さんの体温が伝わるからネコさんが「安心」できる
- メッシュ部分は上部だけ。外部の視線をカットして「パニック防止」
『ねこずきなトート』は、「紙袋があったら入らずにはいられない!」というネコさんの習性を活かして作った、ネコさん専用キャリーバッグです。
トートバッグを持ったとき、飼い主さんの体温が伝わるように作っています。上部のメッシュ部分についているファスナーは好きな位置で固定できるので、ネコさんが不安そうなときに手を入れてなでなですることもできます。
素材には厚くて丈夫な日本製の高級帆布を使いました。重さ40kgまで対応できるので、ぽっちゃりネコさんにもお使いいただけます。
一人暮らしでも安心!猫の防災チェックリスト
必ず必要なもの
- ご飯 5~7日分
- お水 5~7日分
- ご飯とお水のお皿
- お薬
- トイレ用品
- 首輪とリード
あると便利なもの
- うちの子だと証明できるもの
- 洗濯ネット
- ワクチン証明書
余裕があれば入れておくとよいもの
- ネコさんが普段使っているおもちゃ
- 食べ慣れたおやつ
- ブラッシング用品
防災バッグはすぐに取り出せる場所に置いておきましょう。普段は使わないからといって、収納棚の奥の方に閉まってしまうと、いざというときに取り出せず逃げ遅れてしまうかもしれません。おすすめは玄関付近の収納場所や、収納棚の手前です。
防災バッグを作る4つのコツ
防災バッグを作るときは以下の4つのコツを意識してみてください。
- ご飯、お水、お薬は最優先
- 「うちの子」だと証明できるものを用意
- お気に入りのおやつやおもちゃで安心
- 多頭飼いなら荷物は最低限に
それぞれを詳しくご紹介します。
1. ご飯、お水、お薬は最優先
ご飯とお水はネコさんが生きる上で欠かせないものです。5〜7日分を目安に備えておきましょう。ネコさんが一日に必要な水分量は以下の表をご覧ください。
5kgのネコさんの場合、1日に必要なお水の量は280mlです。5~7日分必要ですので、およそ1.4〜2ℓほどの備えが必要です。
ご飯の量は、日ごろ食べさせているご飯のパッケージの裏に書いてあります。大抵は1日分の量が書いてあるので、×5〜7日分と計算して備えておきましょう。
ローリングストックで防災に備える
ローリングストックとは、日ごろ使っているものを少し多めに買っておき、使った分だけ買い足していく備蓄方法のことです。
ネコさんのご飯でローリングストックする場合、たとえば1袋ずつ買い足していたのを2袋に変えます。1袋目がなくなったら新たに1袋買い足し、古いものから順に消費していくのです。
ローリングストックのよいところは、常に自宅にネコさんのご飯が備えられることです。最初にまとめ買いしておく必要がありますが、その後は通常通り使った分だけ買い足せばOKです。
2.「うちの子」だと証明できるものを用意
ネコさんと飼い主さんが一緒に写っている写真をバッグの中にいれておきましょう。過去の災害で、ネコさんとはなればなれになった飼い主さんが、自分の家の子だと勘違いして、似たネコさんを連れて帰ってしまったことがあったのだとか。
写真はネコさんと飼い主さんが一緒に写っているものと、ネコさんだけが写っているものを用意しておくとよいでしょう。写真の裏には飼い主さんの名前と連絡先、ネコさんの名前、ネコさんの見た目の特徴、病歴などを書いておくのもおすすめです。
印刷した写真と同じものをスマホに入れておけば、自分が撮った写真だと証明できます!
災害時はさまざまなシーンでパニックが起こります。はなればなれになり、ネコさんが誰かに保護されたとき、スムーズに再会できるよう備えておきましょう。
ネコさんと飼い主さんがはなればなれになってしまったときのために、マイクロチップを装着しておきましょう。マイクロチップを読み取れば、飼い主さんの情報がわかります。飼い主さんの電話番号が書いた首輪や、迷子札もおすすめです。
3. お気に入りのおやつやおもちゃで安心
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防災バッグに余裕がある場合は、ネコさんが食べ慣れたおやつや、お気に入りのおもちゃを入れておきましょう。ある調査によれば、震災後の1か月でもっとも困ったのは「ペットを安心させること」だったそうです。(※1)
大きな災害の際は、人間はもちろんネコさんもパニックになります。避難所生活ともなると、環境の変化から大きなストレスを感じ、体調を崩してしまうかもしれません。そんなとき、いつもの日常を思い出せるおやつやおもちゃがあれば、少しはリラックスできるはず。
おやつは未開封のものでかまいませんが、おもちゃは新品だとにおいがついておらず、不安になってしまうかもしれません。おもちゃはすぐに持っていけるよう玄関の近くに置いておいたり、おもちゃ箱をバッグにしたりするのがおすすめです。
※1参照:アイリスペットどっとコム 犬といっしょ・猫といっしょ 「にゃんこのための防災対策~災害から愛猫を守る~」https://www.irisplaza.co.jp/media/A13944484037 入手日:2022年4月9日
4. 多頭飼いなら荷物は最低限に
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一人暮らしで多頭飼いをされている方は、荷物をできる限り軽くするのがポイントです。ネコさんを連れて避難するときは、ネコさんたちそれぞれをキャリーバッグに入れて連れていかなければいけません。
たとえばネコさん2匹と暮らしている方は、ネコさん2匹+キャリーバッグ×2個、さらに2匹分のご飯やお水などが必要です。スムーズに避難できるよう、この子たちにはなにが必要かを考え、できる限り重さのない防災バッグを作りましょう。
実際に持って重さを確認する
防災バッグに必要なものを詰めたら、実際に持って重さを確認しましょう。できる限り荷物を少なくしたつもりでも、持ってみると意外にも重たいことがあります。
キャリーバッグに入ったネコさんと防災バッグを持ってみて、運べる重さにしておくことが大切です。意外と忘れがちなのですが、同行避難の際は飼い主さんの防災バッグも必要です。
定期的に防災バッグの中身を見直して、いつでも避難できるようにしておきましょう。
みんなの防災バッグの中身をチェック!
ここからはネコさんを飼っている方の防災バッグの中身をご紹介します。
防災グッズを揃えたいとずっと考えていて少しずつやり始めました。人用と猫用が必要ですが先ずは猫用から。フードやおやつ、水はこれからです。
てか、ペット同伴で避難出来る場所あるのか?無い場合は在宅避難ですよね。
皆さんは防災どのようにされていますか? pic.twitter.com/cSQX6KM6n0— 承星(じょうせい) (@joseicat0402) April 3, 2022
リボンのハーネスがかわいらしいネコさんですね。除菌シートやブラシなども入っていて、衛生面が◎。猫砂を小分けにしているのも参考になります!
夜中の地震で死の恐怖を味わって
朝から避難バッグの確認してたら
うちの猫が強めの自己主張してきて
和んだw
ちゃんと連れていくってww pic.twitter.com/k9gYLWuEvY— Pooooon3 (@Pooooon32) January 22, 2022
地震をきっかけに防災バッグを見直す飼い主さんは多いようです。ネコさんの真剣なお顔が愛らしいですね!
https://twitter.com/babypink0514/status/1467334433405808642
ネコさんお気に入りのおやつが入っていますね!栄養補給もできるタイプで、避難所生活に役立ちそうです。
https://twitter.com/marukawauso/status/1446690321035788293
ネコさんの防災バッグにリュック型のキャリーバッグを使っているという飼い主さん。リュックタイプは両手が自由に使えるのが魅力です。
みなさんそれぞれ工夫して防災バッグを準備しているようでした。防災バッグ作りはついつい後回しにしてしまいがちですが、いざというときが来てからでは遅いもの。みなさんの防災バッグを参考に、ネコさんにあったものを作ってあげてください。
一人暮らしの不安を解消 猫の防災グッズ
「防災セットを作る時間がない」「防災バッグを作らなきゃとは思いつつも、ついつい後回しにしてしまう」そんな方におすすめです
いつでも安心を『ねこずき防災セット』
『ねこずき防災セット』は、ネコさんの避難に必要なグッズを集めたバッグです。
-
- 防災リュック
- シリコーン食器2個
- 小さな村の猫砂1L
- 折り畳みネコトイレ
- ペットシーツ
- うんち袋5枚
- 45Lゴミ袋
- 迷子猫探しチラシ
- 防災カード2種類
- 緊急時救助ステッカー
- 環境省・防災マニュアル(ペットも守ろう!防災対策)
『ねこずき防災セット』には、必要な荷物が入っています。これだけでも十分ですが、普段ネコさんが食べているご飯や飲んでいるお薬、好きなおやつなどを入れて、自由にカスタマイズしていただくのもおすすめです。
東日本大震災から10年を迎え、地震時のネコさんの様子はどうだったか振り返り、ネコさん用の防災グッズをまとめました。
首輪が苦手なネコさんに『ねこともカラー』
『ねこともカラー』は、ネコさんにやさしい首輪です。その秘密は、わずか4gの軽さとやわらかなフェルト生地。着けているのを忘れてしまうほど軽い素材なので、ネコさんにストレスをかけません。
首輪がどこかにひっかかった際は、自然に外れるようになっているので、災害でパニックになってしまったときも安心です。また首輪には名入れ刺繍ができます。ネコさんの名前と一緒に飼い主さんの電話番号を入れておけば、二人がはなればなれになったときの再会率もアップするでしょう。
防災グッズで暮らしを守ろう
一人暮らしだと「自分がいない間にあの子にもしものことがあったら…」と不安になりますよね。ネコさんと離れている間に大きな災害が起こってしまうと、なかなか自宅に戻れないこともあります。もしものときに備えて、倒れるものはないか、火事になりそうなものはないかなどを確認して、ネコさんが少しでも安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。
「防災グッズを買いそろえる時間がない」「ついつい後回しにしてしまう」。そんな方におすすめなのは『ねこずき防災セット』です。防災に必要なものが最低限そろっています。『ねこともカラー』とあわせて、ネコさんの防災対策にお役立てください。