うちのネコさんは爪切りをすごく嫌がる……
嫌がらずに爪を切るコツってあるのかな?
ネコさんの爪切りをしたいのに、大暴れされてなかなかうまくいかない……そんなお悩みを抱えていませんか?
爪切りが嫌いなネコさんは多いですが、ネコさんの習性を知り対処することで上手にできるようになるケースもあります。
そこでこの記事では、ネコさんが爪切りを嫌がる5つの理由や、ネコさんが爪切りを嫌がる際の対処法について詳しく解説します。
爪切りにお困りのネコさんと飼い主さんの一助になれば幸いです。
✔ ネコさんが爪切りを嫌がり困っている人
✔ 爪切りの正しい方法やコツを知りたい人
✔ ネコさんにストレスをかけずに爪切りをしたい人
✔ 爪切りをスムーズにするための便利グッズを探している人
✔ 過去に爪切りで失敗し、ネコさんに警戒されてしまった人
愛猫の爪切りでお困りの飼い主さんへ。
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この記事の目次
猫が爪切りを嫌がる!考えられる理由5選
ネコさんが爪切りを嫌がる背景には、いくつかの理由が考えられます。以下に代表的な理由を5つ挙げました。
まずは「なぜネコさんが爪切りを嫌がるのか?」、その理由について詳しく見ていきましょう。
①本能的な防衛反応
ネコさんは本能的に爪を使って身を守る習性があるため、爪を切られることに強い警戒心を持つ場合があります。ネコさんは本来、自分の爪を武器や防御手段として活用してきた動物であることからも、本能的に抵抗することがあるのです。
そのため、たとえ飼い主であっても爪切りを受け入れがたいと感じるネコさんもいるでしょう。
このようなネコさんは安心感を与えるために、日常的に足先を優しく触ったり、爪切りを見せるだけの日を作ったりするなど、少しずつ慣らしていくことが大切です。
②過去の嫌な体験
爪を切ることによって嫌な思いをしたネコさんも、その後の爪切りを嫌がる傾向にあります。
過去に一度でも嫌な体験をしたネコさんは、爪切りをしようとする飼い主さんの動作や気配に敏感に反応し、警戒してしまうでしょう。
こうしたトラウマを抱えているネコさんにも、少しずつ慣らしていく工夫が必要です。たとえば「爪切りをしたらおやつがもらえる」などのポジティブな体験に置き換えていくと、徐々に抵抗感が薄れていくかもしれません。
③足を触られるのが苦手
そもそも足を触られること自体を嫌がるネコさんも多いです。
ネコさんが足先や肉球を触られることに慣れていない場合、飼い主さんが爪を切ろうと手を伸ばした段階で嫌がってしまうでしょう。
普段のスキンシップとして肉球に触れる練習を行うなどして慣れさせておくと、いざ爪切りをしようとしたときの抵抗が和らぐことがあります。
④爪切りの音や爪切り器具が苦手
爪を切る際の「バチン」という音や、爪切り器具そのものが怖いと感じるネコさんもいます。飼い主さんの手元で見慣れない器具が動くことや、大きな音が鳴ることなど、普段と違う様子に不安を抱くのでしょう。
なるべく音が小さい爪切りを選ぶなど、ネコさんの恐怖の対象を減らせるような工夫が必要です。
⑤爪切りのタイミングが悪い
たとえば活発に遊びたいときに爪切りをしようとして捕まえると、当然ながらネコさんは激しく抵抗するでしょう。
飼い主さんの都合で爪切りのタイミングを決めるのではなく、ネコさんがリラックスしている状態を見計らって行うことがポイントです。
ネコさんの様子を観察しながら、さまざまなケースを試してみましょう。
なかには上記以外が原因で爪切りを嫌がるネコさんもいると思いますし、複数の理由が当てはまることもあります。
ネコさんの性格や生活環境によっても異なるため、「何が爪切りを嫌がる原因になっているか」を見極めて対処することが大切です。
猫が爪切りを嫌がるときの対処法
いくらネコさんが爪切りを嫌がるとはいえ、爪を切らないと、思わぬケガやトラブルにつながることもあります。飼い主さんはなんとしても爪切りをこなさなければなりません。
対処法のひとつに「動物病院で切ってもらう」という方法が挙げられます。しかし病院嫌いなネコさんにとっては余計にストレスになりますし、飼い主さんにとっても通院や費用の負担がありますから、ケースバイケースでしょう。
ここでは、自宅で飼い主さんが爪切りをしてあげる場合、嫌がるネコさんへの対処法について解説していきます。
1.まずは爪切りに慣れてもらおう
ネコさんが爪切りを嫌がる理由の多くは「恐怖」や「警戒心」です。そのため、爪切りによるストレスを軽減するために、少しずつ慣れさせることが重要になります。
▶防衛反応がある、足を触られるのが苦手なネコさん
普段のスキンシップのなかで足や肉球を触る習慣をつけてみましょう。「触られても怖くない」と感じさせてあげることが大切です。
▶過去に嫌な体験をしてしまったネコさん
「爪切り=嫌なことではない」というのを理解してもらう必要があります。爪切りの前後にたくさんご褒美をあげるなどして、徐々に慣れてもらいましょう。
▶爪切りの音や爪切り器具が苦手なネコさん
爪を切る際の音が苦手なネコさんの場合、音や衝撃が小さい爪切り器具を選ぶとよいです。
また爪切り器具そのものが苦手なネコさんの場合、違う形状の爪切りを選ぶか、普段からネコさんの見えるところに置き、怖いものではないことを理解してもらうなど、地道なやりとりが必要になります。
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切るときの音にご注目ください。
2.落ち着ける環境を整えよう
ネコさんが爪切りを嫌がるときは、リラックスして爪切りができる環境づくりも大切です。
■時間帯
遊び疲れた後、食後、寝起きなど、ネコさんがリラックスする時間帯に爪切りをしてみましょう。
■爪切り時
ネコさんの性格によって落ち着ける状況が異なるため、ネコさんに応じて落ち着く環境づくりを試みてください。
(例)
3.どうしても暴れる猫にはグッズの活用も
いろいろ検証したうえでもなかなか爪切りに慣れないネコさんには、以下のようなグッズを活用するのもひとつの手です。
【洗濯ネット】
ネコさんには狭い場所に入ると落ち着く習性があり、その習性を活かせる便利グッズが「洗濯ネット」です。
目の粗い洗濯ネットなら、網目の間から爪を出して切ることもできます。
【バスタオル】
バスタオルで体を包み込む方法も有効です。ネコさんの視界を遮ることで落ち着きを取り戻してくれるかもしれません。
【エリザベスカラー】
爪切りの際に暴れてしまい、飼い主さんを引っかいたり噛んだりするネコさんもいると思います。そのようなネコさんには、安全のためエリザベスカラーの着用が効果的です。
布製のエリザベスカラーならネコさんの視界が狭まり、落ち着いてくれることもあります。
nekozukiの「フェザーカラー」は、柔らかい布素材でできており、ネコさんの負担を軽減します。
このほか、nekozukiでは爪切り補助具「もふもふマスク」を販売しています。
詳細は次の見出しで解説しています!
安全に爪切りができる猫用爪切り補助具「もふもふマスク」
洗濯ネットやバスタオルは手軽に試せますが、それでもなかなかうまくいかないこともあるでしょう。
そんなネコさんには、nekozukiが開発した専用の爪切り補助具「もふもふマスク」を試してみてはいかがでしょうか。
「もふもふマスク」4つのポイント
1.ネコさんの習性を活用したつくり
ネコさんには「目元を覆うことで視界が遮られて隠れているような気分になり安心する」という習性があります。
2.スムーズに装着できる
マスクの装着は大きめのマジックテープを採用。スムーズに着脱できるつくりを目指しました。
3.骨格にしっかりフィット
「立体縫製」の技術で、ネコさんの顔を優しく包み込むようなカタチになっています。
4.全8サイズ展開
お客様の声をいただき、現在はSS・S・M・Lサイズ、子ネコから鼻ペチャさんまで豊富なサイズ展開をご用意しています。
▼もふもふマスクを使用したネコさんの爪切りの様子
お客様よりうれしいレビューも届いています
野良さんだったので、爪切りがまったく出来なくて毎回病院でお願いしていました。
このマスクを買って、少しずつ慣らして慣らして、病院に行かなくても来れる様になりました。
不思議なほどおとなしく切らせてくれます。
1歳のオスに使ってみました。とにかくヤンチャで怖がりなので、これまでの爪切りは二人がかりでも大暴れ。引っ掻かれたり噛まれたりで毎回こちらもストレスでした。
それがこちらの商品を被せてみたところ、全く別猫のように大人しくなり、爪切りがスイスイ進みました。もっと早く買えば良かったです。
ネコさんの爪切りにお困りの飼い主さんは、ぜひ一度nekozukiの「もふもふマスク」をお試しください。
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猫の爪切りをスムーズにするための手順
ネコさんの爪切りをスムーズに行うために「ネコさんの爪の構造」と「爪切りの手順」を知っておきましょう。
1.ネコさんの爪の構造
肉球をやさしく押すと、爪が出てきます。
ネコさんの爪は玉ねぎのように何層にもなっており、外側の層が古い爪になっています。
うっすらと見える赤い部分は血管や神経組織です。ここを切ってしまうと出血したり痛みを伴ったりするため、慎重に行う必要があります。
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2.爪切りの手順
続いて、ネコさんの爪切りの手順を見ていきましょう。おもな手順は4ステップあります。
①爪切りに必要な道具を準備する
ネコさんの爪切りに必要なもの
- 猫用爪切り
- ガーゼやコットン(万一の止血用)
- おやつやおもちゃ(必要に応じて)
②ネコさんが落ち着く体勢をとる
飼い主さんのひざの上、抱っこの姿勢など。ネコさんが落ち着く場所、嫌がらない場所で、安心して切れる体勢をとってあげてください。
このとき、必要に応じてお気に入りのおやつやおもちゃを使うなどして、ネコさんの気をそらします。
③いざ、爪切り!
ネコさんが落ち着いたらすかさず爪を切りましょう。
肉球をやさしく押して爪を出し、先端から2ミリ程度の部分を切っていきます。
④たくさん褒める
爪切りが終わったら、たくさん褒めてあげましょう。ご褒美としておやつをあげたり、一緒に遊んであげたり、マッサージをしてあげたりなど、ネコさんが喜ぶことをしてあげると、ポジティブなイメージを持ってくれるかもしれません。
もし爪切りの途中でネコさんが嫌がり始めたら、無理をせずいったん切り上げるのもポイントです。
猫の爪切りを成功させるコツ
ここまで、ネコさんが爪切りを嫌がる理由や対処法について解説してきました。
最後にネコさんが爪切りで嫌な思いをせず、安全かつ穏やかに爪切りをするためのコツを3つご紹介します。
短時間で終わらせる
爪切りを嫌がるネコさんの場合、一度ですべての爪を切ろうとしなくてもOKです。
以前nekozukiで、お客様にアンケートをとった際にも、以下のような声が見られました。
嫌がったら無理強いしない。1本でも切らせてくれたら褒める。たまにおやつもあげちゃう
一日、一本です。
▼ネコの爪切り頻度に関するアンケート結果はこちら
たとえば爪を1本だけ切って終わりにし、ネコさんが嫌がるそぶりを見せたらすぐに解放します。
これを繰り返していくと、ネコさんが「爪切りはすぐに終わるもの」と理解してくれ、徐々にストレスが軽減されていくでしょう。
「根気よく続ける」ことを意識してみてください。
機嫌のよいタイミングを狙う
普段の生活リズムを観察しながら、ネコさんが落ち着きやすい時間帯を見つけると、爪切りの成功率が上がります。
たとえば遊び疲れてリラックスしているときや、満腹でうとうとしているときなら、飼い主さんの動きにも寛容になるでしょう。
一方、活発に動きたいときや空腹で落ち着かないときなどは、嫌がる確率が高いため避けるのが賢明です。
切れ味のよい爪切りを使う
爪切りの切れ味が悪いと、爪切りに時間がかかるだけでなく、ネコさんが痛みや強い衝撃などで不快感を覚える可能性があります。そのため、よく切れる爪切りを使うことは、嫌がるネコさんの爪切りを成功させるために大切なポイントです。
またスムーズに爪切りを済ませるために、飼い主さんにとっての「扱いやすさ」も重視したいところです。
猫専用の爪切りにはハサミ型やギロチン型など、さまざまなタイプのものがあります。
種類によって切りやすさやネコさんの反応にも違いがあるため、飼い主さんが使いやすいものを選び、ネコさんに不要なストレスを与えないように配慮しましょう。
切れ味がよく、切ったときの衝撃が少ない「ねこずきつめきり」もぜひお試しください!
猫の爪切りQ&A
最後に、ネコさんの爪切りに関するよくある質問とそれに対する回答をまとめました。
Q1.爪とぎをしているから爪切りは不要?
爪とぎと爪切りは同じことのように思えますが、それぞれ目的が異なります。
爪を切らずにいると壁などを傷つけたり、飼い主さんを引っ掻いたり、ソファなどにネコさんが爪を引っかけて身動きがとれなくなったりと、良いことはありません。
また年齢とともに爪とぎの回数が減るネコさんもおり、高齢になるにつれ爪が分厚くなりやすい傾向があります。そのまま伸ばすと厚い爪が肉球に刺さり、ケガにつながるリスクもあります。
こうなってから爪切りに慣れるのも難しいことからも、やはり定期的な爪切りは欠かせません。
Q2.爪切りの頻度は?
爪切りの頻度は、ネコさんの年齢や生活スタイルによって変わります。
一般的には月に1回程度が目安といわれています。子ネコさんは成長が早く、爪の伸びも比較的速いためこまめにチェックするのが理想です。
また老猫は爪とぎの回数が減るため、短いスパンでケアをしてあげる必要があります。
Q3.出血してしまったらどうする?
誤って深爪をしてしまい出血した場合は、ガーゼやコットンで出血箇所を2~3分程度押さえて止血しましょう。
なかなか出血が止まらない場合は、すぐに動物病院を受診してください。
▼ネコさんの爪切りに関する詳しい記事はこちら
まとめ
ネコさんが爪切りを嫌がる理由には、本能的な防衛反応や過去のトラウマなど、さまざまな要因が考えられます。しかし、タイミングの工夫や足先に触れる練習などの地道な対策を積み重ねることで、徐々にスムーズに爪を切れるようになるケースは多いです。
どうしてもうまくいかない場合は、ネコさんの習性を活用し開発した「もふもふマスク」をぜひご検討ください。
最終的には、飼い主さんとネコさん、双方にとって安全かつストレスの少ない方法を見つけ、定期的にケアを続けることが大切です。
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