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「年齢を重ねるにつれて爪切りを嫌がるようになった」
うちのネコさんも同じだなという飼い主さんはいらっしゃいませんか?
なぜ高齢猫になると爪切りを嫌がるようになるか考えてみました。
高齢猫が爪切りを嫌がる理由
爪切り断固拒否!といった様子の高齢猫ぽんちゃん。
爪とぎ頻度が減り爪が厚くなった
爪とぎ台の表面を撫でているような力のはいっていない爪とぎ。
爪とぎの姿勢になり研ぎたい気持ちはあるが力が入らないのか、若ころに聞こえた「バリバリ」「ガリガリ」といった思いっきりのいい音はしなくなりました。
爪が厚くなり爪切り時のバチンッ!という衝撃が恐怖
写真は、まるで爪サックのような剥がれ落ちた古い爪。
ネコさん自身で爪を研ぐのを忘れがちで爪が剥がれ落ちる機会も減ってきます。
そのままにし、爪切りもしないでいると爪の層が厚くなり肥大化し肉球に刺さったりとネコさんの体にも負担になります。
【ネコさんの爪の断面イメージ】
ネコさんの爪は玉ねぎのようにいくつかの層があります。
外側にいくほど古い層となります。古い層はパサパサ硬くて割れやすいです。
新しい層はツルツルと柔らかく割れにくいのが特徴です。
まとめ
高齢猫が爪切りを嫌がるのは爪とぎ頻度が減ったり、加齢により分厚い爪になり爪切り時の衝撃が恐怖になっているのも原因の一つだと考えられます。
定期的に爪を切ることで、古い層が剥がれ取れていき、ヒビ割れは徐々に見られなくなります。またネコさんが爪を噛み噛みし剥がれ落ちることもあります。
こまめにちょこちょこ爪切りを続けることで爪切り時の衝撃も和らぎ爪切りへの抵抗感が減ってくるでしょう。