今年2024年の3月11日、東日本大震災から13年を迎えます。
東日本大震災により、亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます。
被災されました皆様にお見舞い申し上げます。
地震が起きたら、ネコさんはどうすればいい?
一緒に避難したいけど、実際できるのかな?
もしネコさんの留守番中に地震が起きたら……?
災害は起きないに越したことはありませんが、人間がコントロールできるものではなく、いつ発生するかは予測不能です。もしものときのために、災害に備えた準備をしておく必要があります。
とはいえ被災した経験がない場合、どのような事態に陥る可能性があるのか、イメージが湧きづらいかもしれません。筆者も実際に東日本大震災を経験する前は、災害時の備えの大切さを知らず、防災グッズを準備していなかったのでとっても後悔しました。
そこでこの記事では、ネコさんと飼い主さんの“もしも”のために、実際に震災を体験して感じた「ああしておけば、こうしておけば」をまとめました。
これから災害時に備えて準備を進めようとしている飼い主さんの参考になれば幸いです。
この記事の目次
忘れることのない2011年3月11日。東日本大震災の実体験エピソード
ここ岩手は地震直後、すぐ停電し何が起こっているかわからない状況が続きました。
被害の大きさに恐怖を覚えました。夜はキャンドルで灯りをとりました。
地震発生時の猫の様子
地震直後、なるとさんとぽんちゃんは、椅子の下に隠れていました。
ちゃっくんが見当たらず数時間探しました。パニックになり洗濯機の脇でニャーとも声を出せず息を潜めていました。
3匹ともしばらく瞳孔が開きっぱなしでした。
大きな衝撃経験をしたからか、ちゃっくんはこの日以後、地震が来ても冷静沈着、動じなくなりました。
雪の降る寒い日だったので、なるとさん、ぽんちゃん、ちゃっくん3匹のネコさんたちと飼い主と一緒に布団にくるまりお互いの体温で暖を取りました。ネコさんたちに救われました。
何も用意をしていなかった防災グッズ
こんなに大きな災害が来るなど考えもしていなかったので防災グッズは飼い主用も、ネコさん用も何も用意していませんでした。
ネコさん用ごはんをあまりストックしておらず何日持つか調整、計算しながら与えており、ネコさんたちに申し訳ないことをしてしまいました。
実体験エピソードとして、東日本大震災を経験した「動物いのちの会いわて」代表の下机都美子さんのお話も大変参考になります。
以下の動画は、2024年2月に開催された「みんなで考える動物愛護」の講演の一部です。ぜひあわせてご覧ください。
下机都美子さん
岩手県雫石町を拠点に、犬や猫の保護・譲渡活動、地域猫活動などを行う「動物いのちの会いわて」(2000年発足)代表。
下机都美子さんによる災害時の体験談
以下、下机さんのコメントを交えて、“もしものために今からできること”について解説していきます。
大地震発生!飼い主さんができることは?
地震が発生してから避難するまでの間、ネコさんを守るために飼い主さんは何をしたらよいのでしょうか。流れを追って、ひとつずつ確認していきましょう。
まずは冷静に。ケガ等がないか確認
まずは冷静になり、飼い主さんの身の安全を確保しつつ、ネコさんにもケガがないか確認しましょう。飼い主さんが慌てた様子を見せてしまうと、ネコさんも不安を強く感じてしまいます。
できるだけ、落ち着いた様子で行動することが大切です。
基本は猫と一緒に「同行避難」
ご自宅周辺の環境や災害の状況によっては、安全を確保するために近隣の避難所への避難が必要です。
その際、近年はペットとの「同行避難」が推奨されています。しかし、すべての避難所がペットを受け入れているとは限りません。
事前に自治体や避難所ごとのルールを確認しておくことが重要です。
飼い主さんがペットと一緒に避難所へ移動すること。
ペットは避難所の共用スペースではなく、ペット専用スペースにて、飼い主が持参したケージの中で過ごすのが一般的です。
猫がパニックに!スムーズに捕まえるには?
地震の衝撃に驚いたネコさんがパニックになることがあります。ネコさんの性格によっても異なりますが、以下の方法を試してみて、落ち着かせてあげてください。
1.洗濯ネットに入れる
ネコさんは狭い場所に身を隠すと安心感を得やすい習性があります。
目が粗く、ネコさんよりも一回り大きいものを用意すると良いです。
洗濯ネットをネコさんの頭から被せ、包み込むようにして入れてあげます。
普段から洗濯ネットに慣れさせておくと、万が一のときにスムーズに対応できます。
2.大きめのタオルで包む
洗濯ネットが手元にない場合は、大きめのバスタオルなどで代用も可能です。
ネコさんの上から被せるようにしてやさしく包み込み、落ち着かせてあげましょう。
猫が隠れて出てこなかったらどうする?
地震の衝撃に驚いたネコさんが、家具のすき間などの狭い場所に隠れてしまうこともあります。無理やり出そうとせずに、そっと様子をうかがってみましょう。
しかし状況によっては、ネコさんを探していると飼い主さんが逃げ遅れてしまう可能性もあり、大変危険です。一刻を争う場合には、ネコさんの本能を信じて自分だけでも避難するという決断が必要になることもあるでしょう。
ネコさんを残して避難する場合は、必ず逃げ道を確保しておき、ネコさんが自力で外へ出られるようにしておきましょう。
玄関先などに「猫が◯匹、家の中にいます」といった貼り紙を残して外部に知らせることで、救助の手が届くかもしれません。
避難所まではどうやって移動する?
地震が起きた際、避難所までの移動は周囲の状況や交通手段の制約に左右されます。ここでは、避難所までネコさんを安全に連れて行くためのポイントを解説します。
猫はキャリーバッグに入れて避難
避難時には、ネコさんをキャリーバッグに入れて移動しましょう。キャリーバッグは地震によるがれきなどからネコさんの安全を守れるうえ、避難所で過ごす際にも役に立ちます。
また、避難所でのペット受入れルールとして、キャリーバッグの持参が条件になっていることもあるため、あわせて確認しておきましょう。
状況によっては車移動ができない場合も
多頭飼いの飼い主さんなど、なかには車での避難を想定している方もいるかもしれませんが、災害時に必ずしも車が使えるとは限りません。そのため、車以外の移動手段を想定して準備しておくことも大切です。
徒歩で避難する場合、移動時にはリュック型やショルダー型のキャリーバッグを検討するのも良いでしょう。キャリーバッグ1つにつき1匹が原則ですが、2匹用のキャリーバッグもあるようです。ネコさんの性格に応じて、活用を検討してみてください。
一番安心できるのは、家族や近隣住民の協力を得て、1人につき1匹ずつ、ネコさんを分担して運ぶ計画を立てておくことです。
避難所での猫の過ごし方
次に、避難所での過ごし方について解説します。避難所によって「同行避難」と「同伴避難」の2ケースに分かれています。
自分が避難する先はどちらの受け入れ形態なのかを事前に調べておき、万一の際に必要なグッズを備えましょう。
「同行避難」と「同伴避難」のちがい
同行避難とは:飼い主さんがペットと一緒に避難所まで避難すること。生活空間は分けられるケースが多い。
同伴避難とは:避難所までペットと一緒に避難し、同じ空間で一緒に過ごすこと。
どちらも「避難所まで一緒に移動する」点は同じですが、避難所の中でペットと一緒に過ごせるかどうかに違いがあります。なお「同伴避難」と書かれている場合であっても、実際には同行避難と変わらず、ペットは専用スペースで過ごすケースもあります。
実際には飼い主さんとペットが同じ空間で避難生活を送れるケースは少なく、基本は別々のスペースになると考えておきましょう。
避難所においてペットは、学校の昇降口のような外とあまり変わらない環境で過ごしてもらうということもあります。寒さ対策はだいぶ進んではいるものの、完全ではありませんので、冬には防寒グッズがあると安心です。
また、いつも隣で寝ているネコさんの場合、飼い主さんと離れたところで寝られるのかという心配もあります。そうした事態も想定して、備えておけると良いですね。
避難所でのお世話はどうする?
同行避難の場合も同伴避難の場合も、基本的には飼い主さんがネコさんのお世話をする必要があります。
【トイレ】
- ケージの中に簡易トイレを作ってあげましょう。ケージにペットシーツを敷いておけば、トイレに失敗したときの後処理に困りません。
- 普段と違うことにネコさんがストレスを感じ、排せつをしないこともあります。できればいつも使っているものと同じ猫砂を用意するなどして、環境を整えられると良いでしょう。
【食事】
- 食べ慣れているフードを持参することで、ネコさんのストレスを軽減できます。
- 小分けにしたフードを用意しておくと便利です。お水の準備も忘れずにしましょう。
- 飼育スペースが屋外の場合は虫が寄りやすいため、食事の後はすぐに食器を片付けることが大切です。
- ネコさんの食欲低下に備え、お気に入りのおやつなどを用意しておくと安心です。
【遊び】
- ネコさんのお気に入りのおもちゃがあると、ネコさんの精神安定剤になります。
- リードを使うことができれば、キャリーバッグの外に出してあげることが可能です。
- ネコさんにリードをつける際は、あわせてベスト型のハーネスも着用しましょう。
避難所では周囲に配慮しつつ、短時間だけでもネコさんのストレス発散の時間が設けられるよう工夫ができると良いですね。
体験から学んだ地震への備えチェックリスト
地震はいつ、どこで起こるかわかりません。大切なネコさんを守るために、普段からできる備えをチェックリスト形式でまとめました。
今からできる備えをさっそく実行していきましょう。
【防災グッズ編】もしもの備え、猫用防災グッズチェックリスト
まずはネコさん用の防災グッズを備えることから始めましょう。
▼ネコさんの防災グッズについて、詳しくはこちらの記事をチェック!
優先順位1
- 療法食、薬
- 5日分のフード、水(軟水のミネラルウォーター)
- 連絡先入りの首輪
- キャリーバッグ(またはケージ)
- トイレ用品(簡易トイレ、猫砂、処理用品)、ペットシーツ
- 食器
- リード(伸びないもの)
優先順位2
- ネコさんの写真
- 飼い主さんの連絡先、飼い主以外の緊急連絡先など
- ワクチンの接種状況、既往歴、普段飲んでいる薬の情報、健康状態など
優先順位3
- タオル、ブラシ
- ビニール袋
- お気に入りのおもちゃ
- 洗濯ネット
- ガムテープ(布)、マジックペン
- ウェットタオル、清浄綿
その他あると便利なもの
- 食品用ラップ
- 新聞紙
- カッター
- 使い捨ての手袋
「洗濯ネット」は、防災グッズのリストに入っている場合とない場合がありますが、私はあると大変便利だと感じています。ネコさんを落ち着かせるためのグッズとして、ぜひ取り入れてみてください。
【行動編】もしもの備え、チェックリスト
続いて、災害時に備えて普段からできることをリスト化しました。
以下、それぞれ解説していきます。
災害を想定したネコさんの「健康管理」
避難所でのペット受入れ条件のひとつに「ワクチン接種済であること」が挙げられるケースが一般的です。
ワクチン接種をしていないため、受け入れてくれる避難所がない……
このような事態を防ぐために、室内飼いのネコさんであってもワクチン接種はしておきましょう。
また、外で迷子になったときのことや避難所における鳴き声やマーキングなどのトラブルを防ぐために、不妊・去勢手術を受けておくことも推奨されています。
あわせてダニや寄生虫の駆除など、日頃から清潔に保っておくことで万一の際にも慌てずに済みます。
もしもに備えて普段からしておきたい、ネコさんの「しつけ」
もしもに備えたしつけをしておくことも、災害対策において大切な視点です。
具体的には、以下のようなしつけができると良いでしょう。
【キャリーバッグや洗濯ネットに慣らしておく】
普段からキャリーバッグに入ることに慣れていると、避難時のストレスを大幅に軽減できます。日頃から慣れてもらうためにも、キャリーバッグは常に部屋に置き、ネコさんの安全な隠れ場所として活用するのはいかがでしょうか。
地震が起きたとき、びっくりしたネコさんが家の中の狭い場所に隠れてしまう可能性がありますが、普段からキャリーバッグを隠れ場所にすることで「ネコさんが見つからない」事態を防ぐこともできます。
洗濯ネットを使ったことがない飼い主さんは、ネコさんの好みを探る意味でもまずは一度試してみてください。すべてのネコさんが洗濯ネットで落ち着くわけではないので、その場合にはどう対応するとよいのかを、いろいろと試しながら検討することができます。
【人や他の動物を怖がらないようにしておく】
避難所での生活は、さまざまな人と接することになります。普段から人と接する機会を設けて、飼い主以外の人に少しずつ慣れさせるなど、必要以上に警戒しないように対策を取ると良いでしょう。
またペット専用スペースでは、ネコさん以外の動物も同じ空間に置かれます。他の動物と触れる機会はなかなか設けられないかもしれませんので、ケージに布を被せるなど、ネコさんが落ち着ける環境を日頃から探っておき、いざというときに対応できるようにしましょう。
【簡易トイレで排せつができるようにしておく】
決まった場所でトイレができるようにしつけると同時に、いつもと違う簡易トイレでも排せつできるかどうかを確認しておくと安心です。
普段使っている猫砂を避難時にも使うことが理想ですが、状況によっては他の猫砂や新聞紙、ペットシーツなどを代用する必要が出てきます。こうした場合に備えて、なるべくネコさんが混乱しないよう、平時に試しておくと良いでしょう。
猫が行方不明にならないための「迷子対策」
災害時、いつもとは違う環境下で生活する場合、飼い主さんがどれだけ気を付けていても、ネコさんがなんらかのタイミングで脱走してしまう可能性も否定できません。
ネコさんが迷子になったときのために飼い主さんができることは「首輪の装着」と「マイクロチップの装着」です。
首輪にはネコさんの名前と飼い主さんの連絡先を入れておくと、迷子対策として有効です。
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ひっかかり防止のため、力が加わると外れるセーフティタイプの首輪をおすすめします。しかし、もし首輪が外れてしまった場合に連絡先が不明になるので、あわせてマイクロチップを装着することが推奨されています。
マイクロチップとは?
引用:環境省|人とペットの災害対策ガイドライン」より
●マイクロチップには、15 桁の数字(個体識別番号)が記録されており、マイクロチップリーダー(読取器)をあてると、その数字が表示される。この番号とデータベースに登録されている飼い主の情報と照合することで、飼い主が判明する為、逸走して保護された際にも飼い主の元に戻ってくる可能性が高くなる。
●直径2mm程度、長さ8~12mm程度の円筒型で、犬や猫では首の後ろ(背側頚部)の皮下に専用注射器で埋め込むのが一般的。
●一度装着すれば、首輪や迷子札のように外れて落ちたりする心配が少なく、より確実な身元証明になる。
●マイクロチップを装着した後は、必ず(公社)日本獣医師会などにマイクロチップ番号や連絡先などの登録手続を行い、転居などで登録情報が変更した場合は、変更手続きを行う必要がある。
▼ネコさんの首輪とマイクロチップの必要性について、詳細はこちらの記事をチェック!
ネコさんのケガを防ぐための「室内の防災」
地震が発生すると、家具などが倒れて飼い主さんやネコさんがケガをする可能性があります。以下の対策を講じて、室内の安全性を高めておくことも大切です。
とくに室内の家具の転倒防止対策は、日常生活におけるケガ防止にもつながります。厳かになっている飼い主さんはさっそく実践しましょう。
また、ネコさんの決まった隠れ場所があると、いざというときに探しやすいメリットもあります。
避難訓練でのチェックポイント
環境省では、以下のとおりペットと飼い主さんの避難訓練の内容を提示しています。
引用:環境省|人とペットの災害対策ガイドライン(一般飼い主向け)」より
- ハザードマップでの危険箇所の把握
- ペットの受入れが可能な指定避難所の把握
- 指定緊急避難場所、指定避難所までの所要時間の確認、ガラスの破損や看板落下などの危険な場所の把握
- 通行できないときの迂回路の確認
- 指定避難所でのペットの反応や行動の把握
- 指定避難所での動物が苦手な人への配慮
- 指定避難所での飼養環境の確認
- 指定避難所が被災している場合の二次避難先の想定
- 災害の種類(津波など)により避難所が危険な地域にある場合の二次避難先の想定
- 事情により避難所(建物内外とも)へのペットの同行が不可能になった場合の避難先や預け先の想定
ペットの受け入れが可能な避難場所の把握や、避難場所までのルートの確認は最低限しておきたいものです。
また多くの人が集まる避難所生活では、周囲に気を遣うことが多くなるかと思います。
ケージに布を被せてあげると落ち着くネコさん、少しの時間でも遊んであげることで満足するネコさん、お気に入りのタオルがあれば落ち着くネコさんなど、ネコさんの性格によって対処法はさまざまでしょう。
ネコさんの性格を飼い主さんが把握したうえで「こうなったときはこう対処する」といった想定もできると良いですね。
もしもに備えて、家族や地域での話し合いも大切
災害時の対応として、自分自身で身を守る「自助」も大切ですが、場合によっては「共助」が必要になることもあるでしょう。
たとえば、もしネコさんの留守番中に地震が起きたら、あなたはどうしますか?
被害の大きさによっては、自宅に戻れない可能性もあります。
何かあったとき、ネコさんの保護を家族や親戚、ご近所さんなど、信頼できる人にお願いできると安心です。
このような話し合いも、平時でなければできないことです。
引用:環境省|人とペットの災害対策ガイドライン(一般飼い主向け)」より
- 連絡方法や集合場所
- ペットの避難方法や役割分担
- 留守中の対処方法と協力体制
- 緊急時のペットの預け先の確保
- 物資の持ちよりや共同飼養などの申し合わせ
災害時、ネコさんの安全を守るためにも「一緒に避難できる頭数だけを飼う」という考え方も非常に大切です。家族の人数より多く飼う場合には、近隣の人と協力するなどして、無理なく避難ができる体勢を整えておきましょう。
動画『災害 あなたとペットは大丈夫?』
環境省が制作したYouTube動画には、災害対策に必要なことが簡潔にまとめられており、おすすめです。ぜひあわせてご覧ください。
【YouTube】災害 あなたとペットは大丈夫?【発災当日】編
【YouTube】災害 あなたとペットは大丈夫?【避難生活】編
(出典元:環境省)
東日本大震災の発生当時は、避難所でペットの受け入れ自体が拒否されるなど、ペットと一緒に避難することへの理解があまり進んでいませんでした。飼い主さん自身も、ペットを連れて避難するイメージが湧かず、ペットは自宅に置いて自分だけ避難するという選択をとった方も多くいたようです。
しかし東日本大震災をはじめとしたさまざまな災害を経験し、各地域住民の声や実際にあった問題などをもとに、ペットの避難や災害対策についても見直されてきています。
「今まで深く考えてきたことがなかった」という人も、ぜひこの機会にネコさんの災害への備えについて考えてみてください。
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- 防災カード2種
- 迷子猫チラシ(1枚)
- ネコ救助願いステッカー(1枚)
- 防災マニュアル(1冊)
- 防災リュック
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自分自身の命も、ネコさんの命も守りましょう!
まとめ
地震などの災害時、避難が必要になった場合には、ネコさんと一緒に避難所へ行く「同行避難」が基本です。
防災グッズを備えるだけでなく、もしもを想定したネコさんのしつけや健康管理、避難について家族や近隣の人との話し合いなど、平時にしかできないことがたくさんあります。
いつ起こるかわからないからこそ、気付いたときに対策を進めることが大切です。
「もしも」に備えるのは簡単ではないかもしれませんが、ネコさんと飼い主さんの安全を守るためにも、まずはできることから始めてみませんか?
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