猫砂ってなにゴミで捨てたらいいのかしら?
トイレに流せるっていうけど、詰まったりしないの?
うちで使っている猫砂はどうやって捨てればいいのかな
猫砂の捨て方は少々複雑です。鉱物、木、紙、などの素材によって、燃えるゴミだったり、燃えないゴミだったりします。また、自治体で分別の仕方が違ったりするのです。
そこで今回は、基本的な猫砂の捨て方を解説します。
そのほかにも、猫砂をゴミに出すまでの間のにおい対策、ゴミ捨て時のマナーについてもご紹介していますので参考にしてくださいね。
- 猫砂の捨て方を知りたい
- 猫砂を捨てる際に気をつけることを知りたい
この記事の目次
猫砂の捨て方は自治体によって異なる
猫砂の処理方法は、使われている原料や自治体によってさまざまです。
基本的には、次のような方法があります。
- 燃えるゴミに出す
- 燃えないゴミに出す
- トイレに流す
猫砂の素材はおもに、鉱物系(ベントナイト、ゼオライト)、木、紙、おから、シリカゲルの5種類です。この中でも捨て方が複雑なのが鉱物系です。自治体で捨て方がまったく違うこともあるのです。
鉱物系のものは基本的には燃えないゴミですが、使っている原料次第では燃えるゴミとして出さなければいけない自治体もあります。
また、猫砂をトイレに流す行為を禁止している自治体もあるそうですから、水に流すことができる猫砂も処理方法には注意が必要です。
袋に書かれている捨て方でもだめな場合があるんですね。
捨て方は自治体によって違いがありますので、必ず確認をしてルールに従ってゴミ出しをしましょう。
猫砂とうんちの捨て方
猫砂の捨て方は自治体、使われている原料で違いがあります。猫砂をゴミに出すときは基本的には以下のように分別します。
- 鉱物系:燃えないゴミ
- 紙系:燃えるゴミ、トイレに流す
- 木系:燃えるゴミ、トイレに流す
- おから:燃えるゴミ、トイレに流す
- シリカゲル:燃えないゴミ
分別以外にも、猫砂を捨てるときには気をつけなければいけないことがあります。ここでは、捨てるときの分別の仕方と注意するべき点についてご紹介します。
トイレに流す
猫砂の捨て方では、トイレに流す方法がいちばん簡単な方法です。トイレに流して処理できるのは以下の素材を使った猫砂になります。
- 紙系
- 木系(商品による)
- おから
トイレに流せると言われている素材の猫砂でも、商品の取扱説明書に記載がないものは流さないようにしましょう。
トイレに流す際の注意点
トイレに流すときは以下の点に気をつけてください。
- 複数の塊を流す場合は数回に分けて処理する
- 1度に流せるのは直径4〜5cm程度までの塊
- 節水タイプのトイレには流さないほうが良い
- ばっ気式浄化槽(バクテリアによるろ過式)のトイレには流さない
トイレに流してもよいとされている猫砂でも、流してすぐに溶けるわけではありません。1度にたくさん流すと詰まる原因になります。複数の塊を流す場合は1個ずつ、時間差で流すようにしましょう。
また、バクテリアの力を借りて排泄物を処理するばっ気式浄化槽のトイレは、猫砂を流してはいけません。浄化槽の処理能力を超えたり、時間が経って固くなった猫砂の塊を流したりすると、浄化槽の機能に影響が出てしまう可能性があるためです。とくに、鉱物系の猫砂はトラブルの原因になりやすく、修理にも手間がかかるため絶対に流さないようにしましょう。
なお、猫砂をトイレに流してはいけないとしている自治体もあるようです。お住まいの地域の自治体へ確認してから流すようにしてください。
燃えるゴミとして捨てる
燃えるゴミで出せる猫砂は、収集日が多いことから捨てやすく人気があります。燃えるゴミで出せるのは次の3種類です。
- 木系
- 紙系
- おから
鉱物系の猫砂は多くの場合、燃えないゴミで出すことになります。一方で、燃えるゴミとして出さなければいけない自治体もあります。捨て方には注意が必要でしょう。
燃えないゴミとして捨てる
鉱物系の猫砂は燃えないゴミで出すことが多いです。一方で、燃えるゴミとして出さなければいけない自治体も少なからず存在しています。
ゴミの出し方としては、
- ゼオライトのみ燃えるゴミでほかは燃えないゴミ
- すべて燃えるゴミに出す
という自治体もあるようです。
おしっこで固まった部分とそれ以外の部分で捨て方が違う自治体もあるみたいです。
鉱物系の猫砂は、原料でゴミの出し方が違う自治体もあります。念のためお住まいの地域の自治体に確認するようにしましょう。
土に埋める方法もある
天然成分100%の猫砂の中には、土に埋めて処理することができる商品もあります。たとえば、次のものがあります。
- 木系
- おから
土に埋めても良いのはあくまでも「天然成分」の猫砂です。また、天然成分であっても、「土に埋められる」と明記されていない猫砂は、自治体の分別に従って捨てるようにしましょう。
うんちはどうやって捨てる?
ネコさんのうんちの捨て方は、トイレに流す、ゴミに出すというのが基本です。
ただし、ネコさんのうんちは、毛玉などで詰まることがあるため、トイレに流すのは推奨されていないこともあるようです。集合住宅にお住まいの場合は、事前に流しても良いか管理会社に確認を取るようにしてください。
自治体によっては、ネコさんのうんちをトイレに流してはいけないとしているそうです。
ゴミに出す場合は、燃えるゴミの場合と燃えないゴミの場合があります。かならずお住まいの地域の自治体に確認のうえで捨てるようにしてください。
猫砂を捨てるまでの間のにおい対策
猫砂をトイレに流せれば良いのですが、流せない場合はゴミの日までためておかなければいけません。そんなときには、うんち用の処理袋や排泄物専用のゴミ箱が活躍します。
専用のゴミ袋は高い防臭力を持つ素材を使用しているため、においをしっかりと閉じ込めてくれます。また、燃やしても有毒ガスが出ない素材を使用するなど環境に配慮している商品もあります。
専用品でなくても、普通のキッチン(食品)用の袋を二重にするなどでもにおいを軽減することは可能です。
また、排泄物専用のゴミ箱を使用するのも良いでしょう。においをしっかりとシャットアウトしてくれるので、ゴミの日まで安心して置いておけます。ゴミ箱から取り出すときにも、におわない、手が汚れないといった配慮がなされていたりもします。
猫砂を捨てる際のマナーと注意点
使用済みの猫砂は汚物ですので、捨てるときは衛生面などに気を配る必要があります。とくに以下の点に注意すると良いでしょう。
- 袋が破れようにする
- においが漏れないようにする
- 外から見て猫砂だと分からないようにする
これらの対策として、猫砂を入れている袋は二重にするのがおすすめです。また、新聞紙に包んで猫砂だと分からないようにして捨てるのも良いでしょう。
猫砂を捨てる際はルールとマナーを守りましょう
猫砂は種類や自治体によって捨て方が違います。木系、紙系、おからの猫砂は、トイレに流したり、燃えるゴミで捨てたりといった方法で処理することができます。
鉱物系は、燃えないゴミに出すことが多いのですが、自治体によっては燃えるゴミを出さなければいけません。
また、猫砂の捨て方としては袋を二重にして外から見え難くするなどの配慮をし、ルールとマナーに従って捨てるようにしましょう。