ネコさんの腎不全の治療のために自宅で点滴を行うことになった
点滴のやり方って、これで合っているのかな?
ネコさんが点滴を嫌がる……どうしたらいいの?
慢性腎不全を患うネコさんは、脱水に気を付ける必要があります。十分にお水を飲めないネコさんや、病気の進行によりお水を飲んでも脱水症状が見られるネコさんには点滴治療が効果的です。
最近では獣医さんの判断のもと、ネコさんの通院のストレスなどを考慮して自宅で点滴を行う飼い主さんが増えてきました。
しかしネコさんへの点滴は容易なものではなく、苦戦している飼い主さんは多いかもしれません。
そこで今回は皮下点滴の基礎知識をはじめ、自宅で皮下点滴を行う際の手順や注意点などを詳しく解説します。
いわね動物病院の院長を務める、獣医師の岩根 英明先生に、ネコさんの自宅皮下点滴に関するQ&Aにお答えいただきました。
記事の最後に記載しているので、ぜひご覧ください。
この記事の目次
猫の慢性腎不全のケアが必要な理由
まずはネコさんの慢性腎不全について、ケアが必要な理由からおさらいしていきましょう。
猫の慢性腎不全とは?
ネコさんにとって慢性腎不全は完治が見込めない、進行性の病気です。加齢や泌尿器系の病気などが原因で腎機能の低下が認められると、慢性腎不全と診断されます。
主な症状は多飲多尿、食欲不振、体重減少などがあり、特に高齢のネコさんに多く見られます。慢性腎不全は治癒は見込めないものの、適切なケアと治療によって病気の進行を遅らせることができ、ネコさんの生活の質向上につなげることができます。
ネコさんの慢性腎不全(腎臓病)について、詳しくはこちらの記事をチェック!→猫の腎臓病とは?ステージ別の症状や治療法について解説【専門家コメントあり】
なぜ点滴が必要なのか?
ネコさんが慢性腎不全になると、腎機能の低下により体内の水分バランスが崩れ、脱水を引き起こしやすくなります。
本来は腎臓のはたらきによって必要な水分は体内に保持し、不要な老廃物のみをおしっことして排出しますが、腎不全が進行すると必要な水分まで外に排出してしまうのです。
ネコさんは水分を補うために水をたくさん飲みますが、体内には留まらず、色の薄いおしっこをたくさん出します。これが「多飲多尿」の症状です。
慢性腎不全のネコさんは、お水をたくさん飲んでいるように見えても脱水症状が見られる場合があります。
脱水状態が続くと腎臓に大きな負担をかけ、病気の悪化につながるため、脱水が見られる場合には皮下点滴で効率的に水分を補う必要があります。
自宅点滴が適している条件
自宅での皮下点滴は、以下の条件を満たす場合に適していると言えます。
自宅での点滴は獣医師による指導のもと、適切に行うことが大切です。
また自宅点滴を許可された場合でも、ネコさんの状態に応じてすぐに受診できる判断力も必要です。
ネコさんと飼い主さんの負担を考慮しながら、かかりつけの獣医さんと相談のうえ適切なケアを実施してあげてください。
皮下点滴の基礎知識
続いて、皮下点滴に関する基礎知識を確認していきましょう。
皮下点滴の目的と効果について
慢性腎不全のネコさんに対する皮下点滴の主な目的は「脱水状態の継続を防ぐこと」です。
脱水を防ぎ、体内の水分量を適切に維持することで、腎臓への負担を軽減します。
皮下点滴による具体的な効果は以下の通りです。
皮下点滴により体内に水分を巡らせることで、ネコさんの脱水症状が和らぎます。
脱水は腎臓への負担が大きいため、脱水を改善することが腎臓へのダメージを減らす方法になるというわけです。
脱水による食欲低下も軽減され、活発に過ごせるようになるネコさんが多く見られます。
点滴治療は、あくまでも脱水予防のためです。
腎不全を治すのが目的ではない、ということを覚えておきましょう。
皮下点滴と静脈点滴の違い
皮下点滴は、ネコさんの皮膚と筋肉の間に輸液を入れる方法です。一度にまとまった輸液を入れることができ、点滴時間は5~10分程度で済みます。
静脈のように繊細な場所に針を刺すわけではないうえにネコさんの皮膚はよく伸びてくれるため、コツさえつかめば飼い主さんが自宅で点滴をすることが可能です。
一方、静脈点滴は、静脈(血管)に輸液を入れる方法です。静脈には一気に輸液を入れることはできませんので、通常半日~数日入院をして点滴を行います。主に急性腎不全の治療や重度の脱水症状が見られた際に用いられる治療法です。
皮下点滴では、主に乳酸リンゲル液や酢酸リンゲル液、生理食塩水といった水分の投与を行います。(ビタミン剤を加えることは可能です)
皮下点滴での栄養補給はできないため、栄養補給も兼ねたいということであれば、静脈点滴が必要になります。
自宅点滴が可能なのは、皮下点滴のみということになります。
自宅で行う皮下点滴のメリット・デメリット
続いて、自宅で皮下点滴を行う際のメリットとデメリットについて確認しておきましょう。
自宅で行う皮下点滴のメリット
治療のためとはいえ、特に病院嫌いなネコさんにとって通院は大きなストレスになるでしょう。(ネコさんは治療が必要だから……などと考えてはいません)
飼い主さんが自宅点滴の知識と技術を習得する必要はありますが、それさえクリアできれば、ネコさんにとってストレスの少ない環境でケアを続けることが可能です。
また自宅点滴を選択することによって通院の回数が減るため、通院にかかる費用の削減も期待できます。
自宅で行う皮下点滴のデメリット
自宅点滴の一番の課題は「ネコさんの保定」です。2人以上いればなんとか押さえることはできますが、1人だと至難の技。慣れるまでは苦労するかもしれません。
また自宅でできるとはいえ医療行為にあたるので、注射針を扱うことに飼い主さんがストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
病院とは違って感染リスクも少なからずあるので、清潔感のある環境づくりも大切です。
ネコさんと飼い主さん、双方にとって最適な治療を選択することが大切です。
自宅で皮下点滴を行う際の手順
ここまで、慢性腎不全のネコさんが点滴を行う必要性や自宅での皮下点滴のメリットなどをお伝えしてきました。
続いて、実際に自宅で皮下点滴を行うことになった場合の点滴の手順について解説します。
1.必要な道具を準備する
まずは点滴に使用する道具を準備します。
※輸液を吊るすために必要なもの
点滴に使用する針の太さは18G~22G前後の場合が多いです。
よく使われているのは18G前後の太めの針ですが、ネコさんが痛がる場合は22G前後の少し細めの針を使用することもあります。細めの針を使用すると痛みを感じにくいと言われていますが、輸液が入る速度が遅くなる点がデメリットです。
点滴バッグは常温に戻すか、湯せんまたは電子レンジ500Wで10秒ほど、人肌程度になるように温めておくと、点滴時にネコさんがびっくりしません。
2.点滴セットを組み立てる
点滴バッグのシールをはがし、穴の部分をアルコール綿で消毒します。
点滴ライン(チューブ)のクレンメを一番下までさげて閉め、点滴筒(チャンバー)側に近いほうの針を点滴バッグの穴に差し込みます。(3つの穴がありますが、どこに差しても構いません。点滴のたびに差す場所を変えるとよいです)
点滴バッグと接続していないほうには翼状針をセットします。
点滴バッグを高いところに吊るし、点滴筒を押して筒内に3分の1程度輸液が溜まったら一度クレンメを一番上まで開けます。
ラインの先端から輸液が出てきたらもう一度クレンメを閉め、点滴準備完了です!
3.点滴を実施する
点滴の準備ができたら、いよいよネコさんに針を刺していきます。
針を刺すとき・点滴の際中にネコさんが動かないようにしっかりと保定してあげてください。
針を刺す前に、ネコさんの皮膚をアルコール綿で拭きます。
翼状針には穴が空いていますので、穴を上にした状態で、翼をつまむように針を持ちます。
針を刺す場所は、ネコさんの皮膚の下です。
肩甲骨の間の皮膚を3本の指でつまんで三角形の面を作り、中心に針を刺します。(テントを張るようなイメージでつまみます)
針を刺す角度は斜め45度くらいで、針の根元まで入れてください。並行に刺すと輸液が入りにくいので注意しましょう。
針を刺したらクレンメを開け、輸液を流します。
輸液がなかなか入っていかない場合は、皮膚の中に針が入っているかもしれません。
新しい針に付け替えて、もう一度針を差し直してみましょう。
参考までにネコさんの自宅皮下点滴を行っている飼い主さんの一例をご紹介します。
イラスト提供者:羽珂(うか)さん
※以下に紹介する手順は、飼い主の羽珂さんとネコさんのかかりつけ医の指導のもと実施している方法になります。すべてのネコさんに適した方法とは限りません。内容は参考に留め、必ずご自身のかかりつけの獣医師さんの指示に従って行ってください。
※本記事のQ&Aにお答えいただいている岩根先生の指導によるものではありません。
イラスト提供:羽珂(うか)さん
点滴バッグ(輸液)の保管方法
通常は500mlの点滴バッグが処方され、何回かに分けて点滴を実施します。
そのため、開封後の点滴バッグの保管が必要です。
直射日光を避け、室内の冷暗所または冷蔵庫内で保管しましょう。
点滴セットの処分について
皮下点滴に使用した点滴バッグ、点滴ライン、翼状針は医療廃棄物になります。
自治体ごとに廃棄方法が細かく指定されている場合があるため、事前に確認のうえ適切に廃棄しましょう。
多くの場合、針は自宅での廃棄はできず、医療機関への返却が必要です。
誤って家庭ゴミに出してしまわぬよう注意してください。
自宅で皮下点滴を行う際の注意点
自宅で皮下点滴を行う際の注意点も押さえておきましょう。
頻度・量は獣医師と相談する
皮下点滴の頻度や1回あたりの投与量は、ネコさんの状態や症状に応じて異なります。
週に2~3回行うネコさんもいれば、毎日点滴が必要なネコさんもいますし、一度に投与する量もネコさんによってバラつきがあります。
ネコさんの体重や腎機能の状態、脱水の程度などから総合的に判断したうえで、適切な頻度や投与量を獣医師が提案してくれます。
自己判断はせず、必ず獣医師と相談したうえで決められた頻度・投与量で点滴を実施しましょう。
一度刺した針は再利用しない
間違った場所に針を刺してしまったり、針を刺した後、輸液がうまく流れて来なかったりしてやり直しをすることがあると思います。
このとき、一度刺した針は切れ味が悪くなっているため、同じ針をもう一度刺すとネコさんが痛みを感じやすいです。
また感染症のリスクを軽減するためにも、一度刺した針は再利用せず廃棄することをおすすめします。
愛猫の様子をよく観察する
皮下点滴を行った後は、ネコさんの様子を注意深く観察することも大切です。
皮下点滴による副作用も少なからず見られます。
ネコさんの様子を観察し、異常が見られた場合にはすぐにかかりつけ医を受診しましょう。
安全に行うための皮下点滴のコツ
皮下点滴を安全に行うためのコツをご紹介します。
猫が動かないように肩を押さえる
ネコさんは肩甲骨周辺を押さえると、身動きが取りづらくなることが多いです。
保定の際は、肩を押さえるイメージで行うとよいでしょう。
ネコさんの性格によって好みが違うかもしれませんが、バスタオルや洗濯ネット、保定袋などを使うと効果的です。いろいろ試してみて、ネコさんと飼い主さんにとって最適な方法を探ってみてください。
痛みが少ないところに刺してあげる
親ネコが子ネコの首を加えて持つことがあるように、肩甲骨のあたりは比較的痛みが少ない箇所だと考えられています。また、肩甲骨まわりの皮膚は他の場所と比べて伸びやすく、針が刺しやすい部分でもあります。
ただし、肩甲骨の真上に針を刺すとネコさんが痛みを感じやすいので避けたほうがよいでしょう。
針を刺すのではなく、針に皮膚を被せるようなイメージで刺すとスムーズにできるかもしれません。
点滴を嫌がる猫におすすめの保定袋「ねこずきのおくるみ」
自宅で皮下点滴を行う際、大きな課題となるのは「ネコさんの保定」です。
自宅点滴をしているけれど、ネコさんが毎回保定を嫌がってしまいかわいそう
ネコさんの保定が難しいから自宅点滴を見送っている……
などとお悩みの飼い主さんもいらっしゃるかと思います。
そこでnekozukiでは、ネコさんの習性を生かした保定袋「ねこずきのおくるみ」を開発しました。
「ねこずきのおくるみ」の特徴
ポイント1:ネコの習性を活用しストレス軽減-前足が地面につくと落ち着く習性-
ネコさんは前足が地面についていることで落ち着くという習性があります。
ネコさんの習性にあわせたデザインでストレスを与えることなく、皮下点滴が可能です。
ポイント2:1人で保定できる
ネコさんの習性を活かし、前足を地面につけて落ち着かせるデザインを採用。一人でも簡単に保定ができます。抱っこの姿勢でも着せられます。
ポイント3:「入れる保定袋」から「着せる保定服」へ
飼い主さん1人でも簡単に保定ができるよう平面形状にし、シャツのように包み込んで着せられる仕様にしました。
なぜネコさんは保定袋を嫌がるのか?
nekozukiのネコ社員と一緒に、6年間で100以上の試作品を作り、さまざまな実験を試してきました。試行錯誤する中でネコさんの習性を研究した結果、ネコさんは前足を出した状態での保定が落ち着くということがわかったのです。
この習性を生かし、ねこずきのおくるみはネコさんの前足が床についた体勢のまま、シャツのように包み込んで着せられるようなつくりに仕上げました。
マジックテープタイプの腹巻きとベルトで、サイズ調整も簡単にできます。
飼い主さん1人でも無理なくネコさんの保定ができ、点滴時のストレスを軽減します。
点滴時の保定にお悩みの方は、ぜひお試しください。
\商品詳細はこちら!→ねこずきのおくるみ/
皮下点滴の費用について
ネコさんの皮下点滴にかかる費用は以下の通りです。
これらの点滴セットを処方してもらった場合、日本獣医師会の「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査(令和5年9月)」より、皮下輸液にかかった費用を見ると、中央値は「2,500円」という結果になっています。
引用:日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査結果 令和5年9月」より
最も多い回答層は「1,000~2,000円未満」、次いで「2,000~3,000円未満」「3,000~5,000円未満」となっており、1,000~3,000円程度が相場であることがうかがえます。
例えば週2回、通院で皮下点滴を行う場合、1ヶ月あたり約2万円の費用がかかる計算です。
しかし費用面は病院によっても異なりますし、点滴の頻度や1回あたりの投与量などネコさんごとの条件によっても差があるため、一概には言えません。
【獣医師インタビュー】腎不全猫の自宅点滴に関するQ&A
最後に、いわね動物病院・院長の岩根英明先生に、腎不全ネコさんの自宅点滴に関するあらゆるギモンにお答えいただきました。
なにかひとつでも、自宅点滴における不安やお悩みを解消する一助になれば幸いです。
いわね動物病院 院長 岩根 英明 先生
岩手大学農学部獣医学科卒
聞き手
nekozuki編集部 太野由佳子
(株)クロス・クローバー・ジャパン代表取締役。ネコ目線のモノづくりでネコの困りごとを解決する商品を数多く開発。
自宅点滴をしているネコさんはどのくらいいるのでしょうか?
岩根先生:10頭に1頭ぐらいの割合でしょうか。通院で様子をみながらやってほしいという飼い主様もやはり多いです。
自宅点滴が不向きなネコさんもいるのでしょうか?
岩根先生:点滴中じっとしているのに耐えられないネコさんや過度に削痩(さくそう)して皮下のスペースが少ないネコさんなどは不向きかと思います。
自宅で皮下点滴をする場合、通院の頻度はどのくらいになりますか?
岩根先生:点滴開始時点では頻繁に通ってもらいます。そのあとは症状などによっても異なりますが、だいたい月に1回のペースで受診をしていただくことが多いです。ただ、検査をして貧血や腎臓の具合、電解質(ナトリウム、カリウム)の値などを確認しながら、その都度判断します。
点滴の量や頻度はどのように判断するものなのでしょうか?
岩根先生:主にどの程度脱水しているかによって判断します。例えば同じ量を補液しても吸収される時期はそれぞれです。吸収したことを確認して再度点滴をすることにより体調が良くなっていればそのまま続けてもらうイメージです。
必要な補液の量や頻度はネコさんごとに異なり、また同じネコさんでもその都度の状態を考慮しながら調整します。
自宅点滴で注意することは、“ネコさんを脱水させないこと”でしょうか?
岩根先生:どちらかと言えば、補液の入れすぎに注意してあげてください。次の点滴までにきちんと補液が吸収されているかどうかを確認してもらいたいです。吸収が悪い(補液のむくみがなかなかとれない)場合は担当医に相談してください。
腎臓病の発見のためどういった検査をおこないますか?
岩根先生:当院では、血液検査、尿検査、腎臓の超音波検査を組み合わせて実施しております。特に血液検査では、早期の腎臓病から反応が現れるSDMAの項目もあわせて実施することで、早期発見できるよう努めています。
腎臓病の早期発見のため健康診断にはどのくらいのペースで行くのがおすすめですか?
岩根先生:積極的な飼い主様ですと、3ヶ月に1回のペースで受ける方もいらっしゃいます。ネコさんごとに推奨されるペースに違いはあると思いますが、一般的には中年(7、8歳程度)から1年に1回を推奨しています。
補液により心臓に負担がかかるという話は本当ですか?
岩根先生:基本的に、獣医師に指定された頻度や量をきちんと守れば、まず問題ありません。前の項でもお話しましたが、点滴のポイントである頻度や補液量は、腎臓病のステージや血液検査の数値のような明確な指標で決まるわけではなく、ネコさんの状態などに応じて決定します。
まとめ
ネコさんの慢性腎不全の治療として皮下点滴は有効です。腎機能が低下すると脱水状態に陥りやすいため、ネコさんがつらい想いをする前に点滴で水分補給をしてあげるとよいでしょう。
脱水は腎臓にさらなる負担をかけ、病状を悪化させるため、点滴による水分補給は非常に重要です。
皮下点滴は獣医師の許可が下りれば自宅で行うことも可能ですが、特に飼い主さん1人の場合、ネコさんの保定が大きな課題となるかもしれません。
市販の保定袋などの便利グッズを取り入れることも視野に入れつつ、ネコさんと飼い主さん双方にとってよりよい治療の形を選択してください。
選択肢のひとつとして、「ねこずきのおくるみ」を手に取っていただき活用してもらえたらうれしく思います。