ネコさんが尿路結石と診断されてしまった……
尿路結石を予防するためには、どんなことに気を付けたらいいのだろう?
ネコさんは尿路結石になりやすい動物です。しかしながら尿路結石が悪化すると排尿が困難になり、命にかかわる危険性もあります。尿路結石が形成される原因を知り、飼い主さんができる範囲で予防策を講じることが大切です。
今回は、ネコさんの尿路結石について、結石ができたときに見られる症状や結石ができる原因、予防法などを解説します。
尿路結石の原因のひとつに「ミネラル分の過剰摂取」が挙げられます。
nekozukiでは、一般的にはあまり重視されていない「水のミネラル含有量」にも着目しています。
本記事では、日本全国の水質研究をおこなっている東京大学の堀まゆみ特任助教にインタビューし、「水道水に含まれるミネラル」に関するさまざまな疑問をうかがいました。ぜひ最後までご覧ください。
この記事の目次
猫の尿路結石とは?
尿路結石は、ネコさんに多い病気「猫下部尿路疾患(FLUTD)」のひとつです。
ネコさんの尿路である腎臓、尿管、膀胱、尿道に、何らかの原因で結石(石)が形成されます。
尿路結石が形成されても症状が出ないケースもありますが、とくに結石が大きくなるにつれて尿路を傷つけたり、尿管に詰まったりするリスクが高まります。
結石の形成には尿中のミネラルバランスやpH値などが関係しており、結石の種類に応じてそれぞれ形成される原因が異なるのが特徴です。
主な結石の種類
尿路結石にはいくつか種類があります。
その中でもネコさんに多く見られる結石は「ストルバイト結石」と「シュウ酸カルシウム結石」の2つです。
ストルバイト結石
ストルバイト結石は、尿中のマグネシウム、アンモニウム、リン酸が結晶化することで形成される結石です。一般的には1~6歳の若いネコさんに多いと言われています。
尿のpHがアルカリ性に傾いたときに発生しやすく、結石が大きくなると尿路をふさぎ、排尿困難や排尿時の痛みを引き起こします。
ストルバイト結石の特徴は、食事管理による溶解が可能なことです。アルカリ性に傾いたpHを酸性に傾けて中和させるための療法食を与えることで、ストルバイト結石を溶かすことができます。
ストルバイト結石の予防には、おもに以下の3点に配慮することが効果的であると考えられています。
シュウ酸カルシウム結石
シュウ酸カルシウム結石は、尿が酸性に傾いた環境で形成されやすく、尿中でシュウ酸とカルシウムが結合することで形成されます。こちらは7歳以上の中~高齢ネコさんに多く見られる傾向にあります。
ストルバイト結石のように溶解はできないため、結石が大きくなると手術による摘出が必要です。
シュウ酸カルシウム結石は、以下の観点での予防が効果的であると考えられています。
マグネシウム、リン、カルシウムといったミネラル分は、食事のほか水分にも含まれています。
猫の尿路結石の症状
ネコさんの尿路結石の主な症状には、以下のようなものが挙げられます。
これらの症状が見られた場合には、ネコさんの尿路内に結石が形成されている疑いがあります。
結石が尿管に詰まり、尿の排出が困難な状態に陥ると、急性腎不全や尿毒症などの症状を引き起こし、命にかかわる危険性もあります。
気になる症状が見られた場合は、一刻も早く動物病院の受診をおすすめします。
猫の尿路結石の原因
ネコさんの尿路結石が形成される原因として、おもに以下の4点が挙げられます。
ひとつずつ見ていきましょう。
水分の摂取不足
ネコさんは元々あまり水を飲まない性質があり、尿が濃縮されやすいといった特徴があります。しかし水分不足は尿中のミネラル濃度を高めるため、結石の原因になりやすいと考えられています。
ネコさんがいつでも新鮮なお水を飲めるように環境を整えることが大切です。
ネコさんが1日に必要な水分摂取量の目安は、体重やライフステージなどに応じて異なります。
詳しい計算方法は、ぜひ以下の記事を参考にしてください。
食事による影響
ネコさんの尿路結石の原因には、食事による影響も大きいと考えられています。
食事に含まれるミネラルの配分により、ネコさんの体内のミネラルバランスが崩れると、結石が形成されやすくなるためです。
たとえばマグネシウムが多く含まれる食事は、尿のpHをアルカリ性に傾けるため「ストルバイト結石」が形成されやすくなります。
カルシウムとシュウ酸が結合することで発生する「シュウ酸カルシウム結石」は、シュウ酸やカルシウムが多く含まれる食事に気をつける必要があると言われています。
結石リスクを軽減するためには、食事の内容にも気をつけてあげることが大切です。
生活環境やストレス
尿路結石が形成される原因のひとつとして、「ネコさんのストレス」が挙げられています。
また「トイレの数が少ない」「トイレが清潔でない」などのトイレに関する環境的要因も尿路結石の形成を促す原因になることがあります。
とくにネコさんは、ストレスに敏感な性格のコが多いです。
ネコさんが落ち着いてトイレができる場所を検討したり、毎日の生活リズムを整えたりするなどして、ストレスを溜めない環境づくりにも配慮できるとよいでしょう。
ネコさんのストレスサインについて、詳しくは以下の記事で解説しています。
水に含まれるミネラルの影響
一般的にはあまり重視されてはいませんが、水に含まれるミネラル分も少なからずネコさんの尿路結石の形成に影響を与えると考えられます。
ネコさんに与える水分(飲み水や手作りフードに使用する水)はミネラル分の含有量が少なく、かつpHが中性に近いものを心がけるとよいでしょう。
ミネラルウォーターはすべてNGというわけではありませんが、種類によっては硬度の高い商品もあります。ネコさんにとってはミネラル分の過剰摂取となってしまう可能性も否めません。
市販のミネラルウォーターをネコさんに与えている飼い主さんは、成分表示をしっかりと確認することをおすすめします。
ネコさんに与える水の種類について、詳しくは以下の記事にて解説しています。
また本記事では、日本の水道水の硬度について、水の専門家である東京大学の堀まゆみ特任助教にお話をうかがっています。
猫の尿路結石を予防するには?
ネコさんの尿路結石を防ぐために、日常生活における予防が効果的です。以下に4つの予防策を挙げました。
それぞれ見ていきましょう。
適切な食事管理
ネコさんの尿路結石の可能性を少しでも軽減するためには、適切な食事管理が大切です。
など、ネコさんの体の負担を軽減する食事を意識してあげましょう。
なかなか水分をとってくれないときは、ウェットフードを与えることも効果的です。
生活環境の改善
ネコさんが落ち着いてトイレができるように、環境を整えることも尿路結石予防のひとつです。
ネコさんはストレスを感じるとトイレを我慢する傾向があります。そして排尿の回数が減る(膀胱内に尿が溜まっている時間が長くなる)ことで、尿路結石が形成されやすくなると言われています。
ストレスの原因を探り、ネコさんが過ごしやすい環境づくりを心がけるとよいでしょう。
適度な運動
「ストレスを溜めない」という観点では、ネコさんに適度な運動をさせることも効果的です。
一緒に遊んであげる時間をつくることや、自分だけでも遊べるようにキャットタワーを設置するなど、適度に運動ができる環境を整えるとよいでしょう。
ネコさんの肥満も、尿路結石が形成される原因のひとつと言われているため、適度な運動は肥満予防の観点からもおすすめです。
定期的な尿検査
尿路結石が形成されてすぐに症状が現れるわけではなく、結石そのものの形成はゆっくりと時間をかけて進行していきます。
しかし尿路結石が悪化し、症状が見られてからでは命にかかわる事態にまで進行している可能性もあるため、早期発見が非常に大切です。
定期的に尿検査をおこなうことで、ネコさんの体内に潜む結石の存在にいち早く気付けるかもしれません。
nekozukiでは、自宅でカンタンにできる簡易尿検査キットを販売しています。ぜひチェックしてみてください!
ネコさんの尿路結石は、さまざまな要因が重なったうえで徐々に形成されるといった特徴があります。詳細な原因については明確になっていないことも多いです。
そのため、どれかひとつだけを意識するのではなく、原因として考えられるものは網羅的に対処していくことが、ネコさんの尿路結石予防のカギとなります。
ミネラル分が猫の尿路結石に与える影響
ネコさんに尿路結石ができる原因は明確になっていない部分も多いですが、ミネラルによる影響は少なからずあるものと考えられそうです。
ミネラル分は「食事」と「水分」から日常的に摂取しています。
ここでは、尿路結石を考慮してネコさんに与えてはいけないとされている食べ物や水分のミネラル含有量から、ミネラル分がネコさんに与える影響について考えてみましょう。
食べてはいけないもののミネラル含有量
食事に含まれるミネラル分は、どの程度摂取することでネコさんの尿路結石につながりやすくなってしまうのでしょうか。
尿路結石予防の観点からネコさんに与えてはいけないと言われている食品のミネラル含有量を調査しました。
食品名 | ナトリウム | カルシウム | マグネシウム | リン |
にぼし | 1,700mg | 2,200mg | 230mg | 1,500mg |
かつお節 | 130mg | 28mg | 70mg | 790mg |
しらす干し | 2,600mg | 520mg | 130mg | 860mg |
のり | 530mg | 280mg | 300mg | 700mg |
※数値は文部科学省提供の「食品成分データベース」より引用
例えばにぼしは1本あたりおよそ1gですが、単純に上記の数値を100分の1にすると、ネコさんが1本のにぼしから摂取するミネラル量は以下のとおりになります。
尿路結石ネコさん向けの療法食は、これらのミネラルバランスに配慮して作られています。せっかく療法食でミネラル摂取量を調整しているのに、わざわざミネラル含有量の多いおやつを与えることはしないでしょう。
では、ネコさんが毎日お水から摂取しているミネラルの量はどうでしょうか?
水に含まれるミネラル量は大丈夫?
「ネコさんにミネラルウォーターはNG」というのを聞いたことがあるでしょうか。
これは、ミネラルウォーターに含まれるミネラル分がネコさんの尿路結石の形成に影響を及ぼす可能性が高いことが主な理由です。
以前、nekozukiでも「ネコさんに与える水」に関する記事を書きました。
軟水のミネラルウォーターであればとくに問題はないものの、中には硬水のミネラルウォーターもあるため、「ミネラル含有量」を確認したうえでネコさんに与えることを推奨しています。
市販のミネラルウォーターであれば成分表示が記されているため、事前にミネラル含有量を確認することは可能です。
しかし水道水のミネラル含有量は、目視では確認できません。
ここに少なからず落とし穴が隠れているかもしれないと、nekozukiでは考えています。
私自身、初めて一緒に暮らした「なるとさん」をおしっこづまりにさせてしまった苦い経験があります。水が直接の原因とは断定できませんが、当時はネコさんに与える水は軟水がよいことや、地域によって水質が変わることを知りませんでした。
この事実を知り、ネコさんに水道水を与えるときは水質チェックをしたほうが安心なのではと考え、簡易水質検査キットの開発に至りました。
ネコさんの病気の原因になるかもしれないものは、飼い主としてできる限り、取り除いてあげたいと考えています。
【専門家インタビュー・動画あり】日本の水道水は猫にとって安全?
「ネコさんには水道水を与えている」という飼い主さんは多いかもしれません。
ヒトにとっては安全な日本の水道水も、実は地域によって、ネコさんにとっては少々硬度が高めな水が出るところもあるようです。
この事実を知り、日本で唯一全国各地の水質調査を実施したという東京大学の堀まゆみ特任助教に、日本の水道水の実態について取材しました。
東京大学 教養学部附属教養教育高度化機構
堀まゆみ 特任助教/博士(学術)
堀先生からのひとこと
東京大学に所属して水の研究をしています。環境に興味があり、学生時代から土壌汚染の分析をしていたことが環境分析の始まりです。2019年から水質調査を始め、現在は全国およそ1,600地点の水質データを収集しました。水質調査のデータは、食品業界やお掃除業界など、幅広くご活用いただいています。
参考:あなたの水道水、「硬さ」調べました ~ 日本全国水道水の硬度分布 ~
日本の水の個性を解析 ――全国の水道水質一斉調査――
(株)クロス・クローバー・ジャパン代表取締役。ネコ目線のモノづくりでネコの困りごとを解決する商品を数多く開発。
猫にとって日本の水道水は安全?全国各地の水質を調査した専門家に聞いてみました!
堀先生、今日はよろしくお願いします。
さっそくですが、硬水と軟水の違いについて教えてください。
水質を表す指標のひとつに「硬度」というものがあります。硬度はおもに水の中のカルシウムとマグネシウム成分を、炭酸カルシウムという物質の濃度に換算して表したものです。炭酸カルシウムの濃度が低いと軟水、高いと硬水になります。
硬水と軟水で、カルシウムとマグネシウムの成分に違いはありません。「濃度が異なる」という点が、水の硬度の違いになります。
硬度とpHには、例えば「数値が比例する」などといった関係性はありますか?
いえ、それはまったく関係ありません。ちなみに日本の水道水の基準として、pH5.8~8.6以下の中性域でなければならないことが水道法で定められているため、硬度にかかわらず、日本の水道からは中性の水が出てきます。
私が以前住んでいた岩手県・岩泉町の龍泉洞は、硬度が高いから鍾乳洞ができたという話を聞いたことがあります。硬度が高い/低い地域の特徴というのはあるのでしょうか?
山間部や雪がたくさん降る地域は、比較的硬度が低い傾向にあります。
逆に硬度が高い地域は、関東3県(埼玉、東京、千葉)です。平均的に見ると、とくに千葉県が最も硬度が高い地域になっています。
埼玉県、東京都、千葉県では、おもに利根川を流れている水を浄化して水道水として活用しています。利根川の源流である群馬県から千葉県まで流れる過程で、川の中に取り込まれる排水など、さまざまな影響を受けています。そのため、最下流にある千葉県に向けて、だんだん硬度が高くなっているのです。
それから、九州は阿蘇山の噴火の影響でミネラルが豊富な地質帯ということもあり、とくに地下水を水道水の主な原水として利用している熊本県では硬度が高めになっています。
また「サンゴ礁の島」である沖縄県も、硬水の地域です。沖縄の島の地質は「琉球石灰岩」という石灰岩でできていますが、石灰岩の地質の主成分はカルシウムです。
カルシウム分に水が触れることによって、水の中にカルシウムがどんどん増えていくので、硬度も高くなってきます。龍泉洞も同じく石灰岩でできた地域です。
同じ市町村の中でも硬度が異なる場合があると伺いました。原因はなんでしょうか?
同じ市町村の中でも、水の分配が異なるケースがあります。例えば自治体の中で浄水場をいくつか持っている場合、Aの地域は川が近いので川の水を使用する、Bの地域は地下水が豊富なので地下水を使用する……といった配分をしているので、同じ市内でも若干硬度に差が出てくることもあります。
日本の中でおもに水道水の元となっているのは、河川水、ダムの水、湖の水です。これらを総称して「表流水」と呼びます。一部の地域では地下水が主流で入っているものもあり、表流水の中に地下水をミックスしている地域もあれば、地下水そのものを水道水として使用している地域もあるのです。
ちなみに地下水は、表流水に比べてミネラルが豊富に含まれているという特徴があるので、硬度も高い傾向にあります。
どの水源が使われているのか、地域によって違いがあるなんて知りませんでした。ちなみに3~4ヶ月に1回ぐらいの頻度で、なんとなく水の味が変わったなと感じることがあるのですが……。
季節によって水質が変わることもあります。1週間単位での変動はそれほど見られませんが、年間のデータを見てみると20%ほど硬度に変化が見られることもあるんです。
あとは、元となる水に濁りが見られたり、pHが低くなったりすると試薬を入れて調整することもあるので、味の変化に関してはそうしたところでキャッチされているのかもしれないです。
水道水の硬度が高めであった場合、浄水器を使えば軟水になると考えて良いのでしょうか?
製品ごとの浄水のプロセスにもよりますが、一般的にイオン交換樹脂が含まれたろ過材フィルターを使用している浄水器ですと、カルシウムやマグネシウムがキャッチされていくので、軟水の水ができあがる仕組みになっています。
水道水に含まれているミネラルごとの量を測定する方法はありますか?
分析機器を用いて測定すればミネラルごとの明確な数値がわかりますが、これは一般の方がご自宅で簡単にできるような方法ではありません。
ミネラルウォーターであれば成分表示の記載を見ることで確認できますが、ご自宅の水道水に関しては、明確な数値の測定は難しいところです。
日本の地域による水道水の硬度の違いは、ミネラル摂取に気をつけなければならない人やネコさんにとって、多少なりとも影響があると考えられるものでしょうか?
人にとっては水から摂取するミネラル分に関して、健康の影響というのはリスクが低いと言われています。水よりも食事から摂取するミネラル分の方が体には効いてくると言われています。
ただ、ネコさんは腎臓の病気が心配だと思います。信ぴょう性は分かりませんが、硬度が高い水をあげ続けていると、何かしらの変化が起こることは考えられるかもしれません。
――堀先生、本日はありがとうございました。
水道水の水質チェックに。nekozukiの「おみずちょうだい」
堀先生のお話によると、日本の水道水には以下の特徴があります。
上記の特徴から、ネコさんに水道水を与えている飼い主さんは、3~4ヵ月を目安に自宅の水質チェックを実施すると安心です。
nekozukiでは、自宅でカンタンに水質チェックができる簡易検査キット「おみずちょうだい」を販売しています。
体の小さなネコさんにとっては、硬度が高い水を与えるほど尿路結石形成の原因につながりやすくなるほか、腎臓への影響も考えられます。
もちろん世界の水と比べると、日本の水道水は圧倒的に軟水ではありますが、ネコさんの尿路結石の可能性を高めることになるかもしれないとすれば水質チェックは欠かせないと言えるでしょう。
これまでなんとなく水道水を与えていたという飼い主さんは、この機会にぜひ水質チェックをしてみてください。
ネコさんの健康をお水から考えていただけたらうれしく思います。
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まとめ
ネコさんの尿路結石を予防するには、以下の対策が有効です。
とくに尿路結石は、食事や水分から摂取するミネラル分に注意する必要があります。
食事に関してはミネラルバランスに配慮されているフードを選べばOKですが、水に含まれるミネラル分にまで着目する飼い主さんは、あまりいなかったかもしれません。
しかし、水にも一定のミネラル分は含まれています。
地域によっては硬度が高い、つまりカルシウムとマグネシウムの含有量が多い水道水もあるため、尿路結石ネコさんのケアのためにはあわせて注意が必要です。
この機会に、nekozukiの簡易検査キット「おみずちょうだい」を使って、ご自宅の水質を調べてみませんか?
ネコさんの健康サポートの一助になれば幸いです。