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困った!エリザベスカラー時に食事ができない猫
エリザベスカラー生活をしていると食事が難しい。
こんな風に食事ができたらいいのですが。
硬い素材のエリザベスカラーだと跳ね返されたり、カラーに阻まれ御飯まで届かないことも
あるとお悩みの声をお客さまから伺っておりました。
何か作れないか?考えました。
介護用まんま台の商品開発のコンセプト
「食器を手で支え食事の補助をしている」という飼い主さんの
お話から飼い主さんの優しい手の形状をイメージしました。
商品開発の様子
エリザベスカラーを着けたまま食事OKな食器と食器台を作りました。
ご飯が片側によってしまうと食べづらいので何度も試作を繰り返し
ご飯が食器の真ん中に集まる斜め型状と反りができました。
猫さんの習性的なものなのか?寸胴型状だと圧迫感を感じるようで(ひげレーダー的な感じ?)
それを排除するためにくびれをつけました。
完成した商品がコチラ
そして出来たのがこの食器と食器台です。
食事風景
この商品も岩手の職人と力をあわせてつくりました。
長年、人間用の介護の食器類を作りつづけ2014年度バリアフリー・ユニバーサル
デザイン推進功労者表彰で内閣府特命担当大臣奨励賞を受賞!
2011年グッドデザイン賞を受賞している高い技術を持った職人集団の協力のもと
機能性の高い食器と食器台が生まれました。
「猫が~と言うので」という理由で猫の使者!?
嫌われても仕方がないレベルに何度も何度も試作にお使いいただきました。
人間用と全く同じ仕様で作られているので使用感の確認のため
私もちゃっくん、ぽんちゃんとお揃いで食器を使用中です。
エリザベスカラー生活。食事で困ったら思い出して下さい。
介護用まんま台が進化
発売から約3年が経過しお客さまの声からさらにパワーアップ!
「食器台が動いてしまうときがある」という声を受け重量のある
南部鉄器を用いた進化版が2018年3月に新登場しました。