この記事の目次
ネコさんが爪を切らせてくれない…とお困りの方へ
写真:爪切りを嫌がり激しく怒るネコ
開発のきっかけはお客さまから寄せられた困りごと
「うちの子は爪切りが大嫌いで大暴れします。飼い主も噛まれ爪切りが出来ない日々です。肉球に爪が入り込み動物病院に連れて行くもやはり大暴れし、麻酔をかけられて爪切りを終えました。これからも一生爪切りの度に麻酔を使うかと思うとネコへの体の負担が心配です。」 お客さま談
ネコ目線でネコさんに負担をかけない良い方法はないか?
ネコさんにストレスを与えることなく本能や習性を活用できないか?
ネコ目線で考え続けました。
商品開発の様子
「ネコさんが使うものだからネコに聞くしかない!」猫社員と一緒に商品開発をはじめました。
骨格の位置をマーキングさせてもらったり…ちゃっくんゴメン
何かの拍子でずれた時に角があると目にぶつかりそうで危ないなとわかったり…ぽんちゃん感謝
目にぶつからないよう端の角度をゆるやかにしてみたり
マジックテープの着け位置や角度もネコ社員で確認しながら何度も何度も修正を繰り返しました
ズレずに骨格にフィットさせる立体構造づくりに大変苦慮しました
息がしやすいようにとメッシュを使ったこともありましたが抵抗した際、爪がひっかかる危険性が考えられました。メッシュは不採用に。
暴れてマスクがずれても鼻周りの角が目のふちに触れることが無いよう、最終的には円形に落ち着きました。
徐々に完成に近づいてきました
開発当初、撥水ナイロンで汚れが落ちやすいものと考えてましたが滑りやすかったり…
肌に直接触れるものだから(ネコ毛はありますが)猫さんへの体の負担を考え人間の赤ちゃんの肌着にも使われている日本製のダブルガーゼとオーガニックコットンを素材に採用しました。
岩手の縫製職人の技術がキラリと光るこの商品。ネコさんの骨格にあわせ顔を優しく包み込むような立体感を大事にしました。
マスクがずれてしまうと目隠し効果が得られません。開発当初はオス用、メス用2サイズ展開。
現在は(更新日:2021/08/19 )豊富な8サイズ。子猫~鼻ぺちゃネコさんまで対応
子猫から鼻ぺちゃさんまで、どんなネコさんでも使えるようなサイズ展開。SS、S、M、L。
猫的には嫌な事をされるのでパッと着けて、パッと外せるマジックテープ方式を採用。
サクッと爪きりを終了させ1秒でも速く猫さんにリラックスしていただけるような設計を心がけました。
ようやく完成した猫専用の爪切り補助具もふもふマスク
ちゃんと息もできます。(舌も出せちゃいます!?)
まとめ
爪きり嫌いな猫さんも今日からお家で安全に爪きり!
猫的には嫌なことです。「また何か着けられるんだー」と猫社員に何日も口をきいてもらえない涙の日々を過ごしながら商品開発しました。