食器選びの参考に。素材別、傷の付きやすい食器の比較実験

猫のアゴの黒い粒粒、ニキビ

(写真、下から鏡に映る初代ネコ社員なるとさん)

 

『なるとさんのアゴに黒いブツブツができた・・・』

ある日、なるとさんの顔を撫で撫でしていたら、あごの下辺りに
黒いブツブツがあることに気づきました。

様子を見ていましたが、なかなか治らず動物病院で診てもらった
ところ「ネコニキビ」と判明。

先生によると、
ネコさん自身でお手入れがしづらいアゴの下にできやすい。
皮脂腺からの分泌物も多く詰まり炎症を起こしやすいそうです。

 

ネコニキビの主な原因

  1. 雑菌が繁殖した不衛生な食器
  2. 脂肪分の多いご飯
  3. アレルギー
  4. ホルモンバランスの乱れ
  5. お手入れ不足
  6. ストレス

など、さまざまな原因が考えられます。

 

食器に雑菌が繁殖する理由

傷がつきやすい素材の食器は傷の部分に

  • 残したごはん(特にウエットフード)
  • ネコさんの唾液

が溜まり雑菌が繁殖する恐れがあります。

また、傷がついた食器は洗っても汚れが傷の部分に残る
可能性があり不衛生です。

 

ネコニキビ予防に傷のつきにくい食器探し

ネコさんは自分で食器を選ぶことができないから
「傷のつきにくい素材の食器を選んで使ってみる」
一番最初に出来そうだったので比較実験を開始。

 

食器の素材別「傷のつきやすさ」比較実験

今回の実験のゴール

  • 同じ条件で傷をつける
  • 傷の付き方を見る

猫用食器の傷のつきやすさ実験装置

実験装置はコチラ
タワシをつけて回転させ傷の付き方を比較します。

岩手県工業技術センターさんのご協力のもと実験スタート!

 

実験で使用した素材別の食器

  1. プラスチック
  2. ステンレス
  3. 陶器
  4. 磁器

プラスチックの餌皿
プラスチック

ステンレスの餌皿
ステンレス

陶器の餌皿
陶器

磁器の餌皿
磁器



実験の様子

60秒間、同じ回転数でタワシで傷をつけました。


プラスチック


ステンレス


陶器


磁器



実験後の傷の様子

実験後のプラスチック食器の傷
実験後のプラスチック食器の傷
プラスチック
くっきりわかるほど傷が付きました。手で触って確認したところ傷の部分が凹凸になっていました。

 

実験後のステンレス食器の傷
ステンレス
くっきりわかるほど傷が付きました。手で触って確認したところ傷の部分が凹凸になっていました。


実験後のプラスチック陶器の傷
陶器
よーく見ると薄っすらくらいの傷でした。


実験後のプラスチック磁器の傷
磁器
傷は付きませんでした。



傷がつきにくいランキング
  1. 磁器
  2. 陶器
  3. ステンレス
  4. プラスチック



実験結果のまとめ

おおかたの予想通りプラスチックが一番傷が付きやすかったです。
さすが薬瓶に使われている素材の磁器。傷はつきませんでした。



飼い主目線で選ぶ、うちのネコに使いたい食器

食器の素材を選ぶだけで「ネコニキビ」が予防できるのであれば
ネコの体にやさしい食器を使いたいです。

そんな視点で選ぶ食器はコレです。

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