ネコさんにとってどんな猫砂が安心なのかわからない
“安全な猫砂”の基準ってなんだろう?
ネコさんと飼い主にとって、おすすめの猫砂とは?
このようなお悩みを抱えていませんか?
今回は、“ネコさんにとって安全性の高い猫砂”をテーマに、安全性の高い猫砂の定義や猫砂の選び方について紹介します。
また、日本国内で販売されている主原料の異なる計6種類の猫砂を「猫砂が体内に入る可能性」という独自のチェックポイントで比較実験しました。安全性の高い猫砂をお探しの方は、ぜひご一読ください。
この記事の目次
猫にとって安全性の高い猫砂とは?
ネコさんにとって安全性の高い猫砂とはどのようなものでしょうか。
猫砂は食べ物ではありませんが日常的に体内に入る可能性が非常に高いことが考えられます。
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体内への入り方としては下記2つが主要因です。
- なめる(トイレ後に足裏をなめる)
- 吸引する(猫砂のほこりを吸引する)
そのためnekozukiでは「ネコさんの口に入る可能性が低い猫砂」であることと、「万が一ネコさんの体内に入ってしまっても害が少ない」と考えられるものを「安心して使える猫砂」と定義します。
また、日常的に扱う飼い主さんへの影響が少ないものという視点も必要だと考えています。
猫砂の種類によっては、ほこりが立ちやすい製品もあります。
これが飼い主さんのアレルギーの原因になることもあるのです。
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【素材別】猫砂の特徴
主に流通している猫砂の素材には、「ベントナイト」「おから」「紙」「シリカゲル」「木材」の5つが挙げられます。
種類 | 主原料 | 主原料以外に使用されている原料 |
1.鉱物(粘土) | ベントナイト | ※ |
2.食物 | おから | 炭酸カルシウム、コーンスターチ他 |
3.紙 | 再生パルプ | 吸水性ポリマー、植物性粘着剤 |
4.シリカゲル | シリカゲル | 消臭剤、抗菌剤 |
5.木 | 木のおがくず | 糊剤、香料 |
6.木 | 木のチップ(無添加) |
なお木系の猫砂は、糊剤や香料などの添加物を加えている製品と、無添加の製品の2通りに分けられます。
今回は、上記6種類の猫砂について実験を行いました。まずはそれぞれの猫砂の特徴を確認していきましょう。
1.ベントナイト(粘土鉱物)
ベントナイトの猫砂は吸水性が高く、よく固まるのが特徴です。イエネコの祖先・リビアヤマネコが住む砂漠地帯の砂にも似ていることから、ネコさんに好まれやすい猫砂だと言われています。
ベントナイトの形状は、公園の砂場の砂のような細かい粒です。通常サラサラとした形状ですが、水に濡れると固まる性質があります。
おしっこをした部分だけが固まってくれるため、飼い主さんが処理しやすい点や、ベントナイトが持つ消臭効果の高さなどが支持されています。
デメリットとしては、「重量があること」と「ほこり立ちしやすいこと」が挙げられます。
【デメリット】
2.おから(食物)
主原料におからを使用した猫砂です。直径4mmほど、長さ1cm大の細長い粒です。
おからの猫砂の特徴は、軽くて扱いやすい点や自然素材でできている点などが挙げられます。
しかし消臭成分や香料など、さまざまな添加物を使用している製品が多く、100%自然素材でできているとは限りません。
またおからだけではおしっこをした部分が固まってくれないため、通常はコーンスターチやでんぷんといった“固まる成分”が添加されています。危険なものではありませんが、ネコさんの口に入ることを考えると添加物は少ないほうが安心です。
他にも食物由来ゆえに、ネコさんと飼い主さんのどちらかにアレルギーがあると使えないことや、おから独特のニオイが苦手で使いづらいことなどが懸念されます。
【デメリット】
3.再生パルプ(紙)
紙が主原料の猫砂です。直径5mmくらいの大きさで、触ると少しふかふかしています。
紙という性質上、非常に軽く扱いやすい点や吸水性の高さなどが特徴となっています。
燃えないゴミとして処理しなければならない猫砂が多いなか、紙製の猫砂はトイレに流せるものが多く、処理のしやすさも良好です。
デメリットは、軽すぎて飛び散りやすいことや湿気に弱い点が挙げられます。また、製品によっては,b>吸水性ポリマー(高吸収材)が使用される場合もあり、ネコさんの誤飲時には不安が残ります。
さらに凝固剤や消臭剤などが添加されたり、再生パルプのため製造の過程で漂白などの薬品処理が施されていたりするなど、シンプルなつくりとは言えないかもしれません。
【デメリット】
4.シリカゲル
シリカゲルの最大の特徴は、吸湿性の高さです。少量でも多くの水分を吸収できる特性があります。
吸収した水分はシリカゲル内に保持されるため、ニオイや湿気も抑えることができます。猫砂の交換頻度も月に1回程度と、掃除の手間が軽減される点も特徴です。
一般的なシリカゲルの猫砂は、ベントナイトや紙の猫砂のように固まりません。おしっこした部分をかき混ぜるだけで乾燥するため、処理がカンタンです。一方、交換時期が不明確である点やネコさんの健康チェックがしづらい点などのデメリットも挙げられます。
シリカゲルの主成分は「二酸化ケイ素」です。二酸化ケイ素自体は鉱物からできていますが、シリカゲルはこれを人工的に加工した物質にあたります。
形状は5mm大の丸い粒で、触ると手に白い粉状のものが付着しざらざらします。
【デメリット】
5.おがくず(木)
木のおがくずを使用した猫砂です。直径5mm、丸に近い形状で1cmくらいの細長い粒になっています。
自然素材でできており、使用後は土に還すことができる製品があるなど、環境にもやさしい素材です。
木そのものが持つ消臭効果により、排せつ物のニオイを軽減してくれるといった特徴もあります。
しかしながら、中には木くずを固めるための糊剤やおしっこ後の猫砂を固めるための凝固剤、香料などが添加されている製品もあり、使用成分の確認は必須と言えるでしょう。
【デメリット】
6.木のチップ(無添加)
こちらも同じく主原料は木材です。形状は直径5mmくらいの細長い粒です。
おがくずのような粉状ではなく、木の繊維が残っている状態から適切な熱を加えることにより、糊剤なしでチップ状に形作られるのが特徴です。
おしっこ後のニオイはスギが吸収してくれるため、香料も不使用です。またおしっこ後の猫砂を固めるための添加物も使用しておらず、100%自然素材で作られています。
【デメリット】
猫砂を選ぶときのポイント
さまざまな種類の猫砂があるものの、それぞれどのような視点で選べばよいのかわかりづらいかもしれません。
一番大切にしてほしいのは「ネコさんの好み」です。
ネコさんの性格は個体によってそれぞれちがいます。猫砂の好みもネコさんによってさまざまです。
実験に入る前に、猫砂の選び方について「ネコ目線」と「飼い主目線」の2つに分けて、考えてみましょう。
ネコ目線の猫砂の選び方
猫砂を使うのはネコさんですから、やはりネコさんにとって使い勝手のよいものや安全かどうかを基準に選ぶと良いでしょう。
具体的には「ほこりの立ちにくさ」「猫砂のニオイや踏み心地」「安全性の高さ」の3点を重視してほしいと考えています。
ほこりの立ちにくさ
当然ながらネコさんは、人間よりも床に近い場所で生活しています。トイレで用を足すときも、猫砂との距離はかなり近いと考えられます。
敏感なネコさんは、猫砂のほこりを吸引することで咳やくしゃみの原因になることも。最悪のケースでは、アレルギー発症の原因にもなりかねません。これは飼い主さんにも同じことが言えるため、なるべくほこり立ちが少ない猫砂を選ぶと良いでしょう。
猫砂のニオイ、踏み心地
猫砂のニオイもネコさんによって好みが分かれるものです。また猫砂の素材によって「踏み心地」も違うため、こちらも好き嫌いが分かれる傾向にあります。
どんなに良い猫砂でも、ネコさんが気持ちよく使ってくれなければ意味がありません。
ネコさんの苦手な猫砂を使用することで、トイレ以外のところで粗相をしてしまったり、トイレを我慢してしまったりといったトラブルが生じる可能性も高まります。
ネコ目線ではこうした部分の「ネコさんの好み」を見極めてあげることも大切です。
安全性の高さ
そしてもう1つ、ネコ目線での猫砂選びでは、やはり「ネコさんの体内に入っても心配が少ない素材」を重視したいところです。
もちろん普通に使う分には、製品として問題のあるものが出回っていることはありません。
しかし猫砂は食べ物ではないため、口に入ることを想定して作られてはいない製品がほとんどです。
ただでさえ人間よりも寿命の短いネコさんですから、少しでも不安な要素は極力排除してあげたいものです。
飼い主目線の猫砂の選び方
一般に流通している猫砂の多くは、飼い主目線で作られています。
もちろんネコさんと暮らす毎日を快適にするためには重視したいポイントですが、あまりにも飼い主本位に寄り過ぎてしまうと、ネコさんにとっての安全性が損なわれるおそれも否定できません。安全性を求める飼い主さんは、ここを慎重に選びとる必要があります。
処理のしやすさ
ネコさんが用を足した後の処理の仕方は、猫砂によって異なります。
例えばおしっこをした部分ががっちりと固まる素材であれば、固まったところを取り除くだけで処理が済むので手間がかかりません。
しかし、猫砂を固めるには凝固剤や糊剤といった添加物が必要になることが多く、つくりが複雑になるほど安全面では不安が残ります。
製品自体はシンプルなつくりでも、処理のしやすさに配慮されている猫砂を選べると安心です。
消臭力の高さ
トイレのニオイは部屋の中にこもりがち……。そうなると猫砂自体を消臭効果の高いものに変えたい、という発想になるかと思います。
消臭効果のある猫砂は、主に2種類に分類されます。
香料などが添加されている猫砂と、木やベントナイトなど素材そのものが持つ天然の消臭効果が期待できる猫砂です。安全性を考えるならば、やはり天然の効果に頼りたいところです。
とくに香りによってはネコさんの健康を害するおそれもありますが、どんな香料が使われているかまでは記載されていないことがほとんどですので、あわせて注意したいポイントだと考えています。
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猫砂選びの参考に。猫砂の比較実験
猫砂ごとの特徴や選び方のポイントがわかったところで、猫砂の種類別に比較実験をしていきしょう。
上記に挙げた猫砂の選び方のうち、nekozukiではネコ目線で「安全性の高さ」と「ほこりの立ちにくさ」に着目して実験を行いました。
「安全性の高さ」について、具体的には以下の観点をチェックしています。
またネコさんがトイレ後に足裏をなめてしまい体内に入ることを想定して、足裏に付着しづらいかどうか、肉球にはさまりづらい形状かどうかにも着目しました。
猫砂選びの参考にしていただけたら幸いです。
実験1:猫砂の固まり具合
猫の尿量は、体重1kgあたり30〜40mlと言われています。尿に見立てた40mlの水を入れた直後の様子を観察しました。
固まり具合については水分吸収後の容器を傾け、猫砂の様子を確認。固まった部分を取り出してどのぐらい固まっているかを観察しました。
実験2:ほこり立ちの様子
ほこりの様子が見えるよう黒いボードを背面に設置。
約20cmの高さから猫砂を落下させ、どれだけ粉じんが舞うか確認しました。
実験1:猫砂の固まり具合
まずは猫砂の固まり具合について見ていきましょう。
1.ベントナイト(粘土鉱物)
ベントナイトの猫砂はカチカチに固まりました。ガッチリ強力に固まり容器から落ちません。まるでセメントのようです。固まった部分も吸水直後は粘土や泥のような様子で、ネコさんが踏んだら崩れました。
2.おから(食物)
主原料以外に含まれているコーンスターチの効果か、水分を加えるとしっかり固まりました。固まった部分も吸水直後はネコさんが踏んだら崩れます。
おからの猫砂は固まるまでに少し時間がかかる製品が多いようです。
3.再生パルプ(紙)
主原料以外に含まれている植物性粘着剤の効果か、こちらもよく固まりました。固まった部分も吸水直後はネコさんが踏んだら崩れます。
4.シリカゲル
吸水直後のシリカゲルの猫砂は、ビーズが濡れたような感じになり固まらず、ドロっと流れました。少し時間を置くと蒸発し元の状態に戻るとのことですが、おしっこ直後は足裏に付着してしまいそうです。
5.おがくず(木)
主原料以外に含まれている糊剤の効果か、固まりました。固まった部分も吸水直後はネコさんが踏んだら崩れます。
6.木のチップ(無添加)
固まらず、濡れたところは砕けて落ちました。システムトイレを使用することで、粉状になった猫砂はすのこの下に落ちるため、足裏への付着も軽減されます。
実験2:ほこり立ちの様子
続いてはほこり立ちの実験です。飼い主さんが行うトイレ掃除や、ネコさんがトイレ後に猫砂をかくことを想定し、どれだけ粉が舞うかをチェックしました。
背面に黒いボードを設置し、粉が舞う様子を見えやすくしています。
1.ベントナイト(粘土鉱物)
砂のようにほこりが立ちます。容易に吸ってしまうことが想像できます。
2.おから(食物)
コーンスターチが使われているためか、そんなにほこり立ちはありません。
3.再生パルプ(紙)
粘着剤が使われているためか、そんなにほこり立ちはありません。
4.シリカゲル
粒の形状からは想像できませんでしたが、意外にもほこり立ちしました。
5.おがくず(木)
粘着剤が使われているためか、そんなにほこり立ちはありません。
6.木のチップ(無添加)
粘着剤を使用していないため、ややほこり立ちがあります。
しかしながら天然木が使われているおかげか、息苦しさはありません。
猫砂の比較実験結果まとめ
実験の結果、「猫砂の固まり具合」「ほこり立ち」「肉球のはさまり具合」は以下のようになりました。
主原料 | 固まり具合 | ほこり立ち | 肉球はさまり具合 | 添加物 |
1.ベントナイト | 固まる | あり | 挟まる | なし(製品によってはあり) |
2.おから | 固まる | なし | やや挟まる | あり |
3.再生パルプ | 固まる | なし | やや挟まる | あり |
4.シリカゲル | 固まらない | あり | やや挟まる | あり |
5.おがくず | 固まる | なし | やや挟まる | あり |
6.木のチップ(無添加) | 固まらない | なし | やや挟まる | なし |
実験ごとの結果について、以下にまとめました。
実験1:猫砂の固まり具合・足裏への付着について
実験の結果、がっちり固まるのはベントナイトのみであることがわかりました。しかしベントナイトは粒が細かく、肉球にはさまりやすい形状です。また吸水直後は粘土のようにベタつく部分も見られ、足裏に付着することが懸念されます。
おから、再生パルプ、おがくずの猫砂には糊剤や粘着剤が使われているためか、やや固まりました。しかし完全乾燥する前はネコさんが踏んだだけでカンタンに崩れて肉球にはさまりやすく、ネコさんが舐めてしまうと体内に入る可能性も高いと感じました。とくにシリカゲルは吸水直後の粘度が高いため、足裏に付着することも想像できます。
無添加の木の猫砂は、固まる成分を使用していないため、濡れた部分だけが粉状になっていきます。システムトイレのすのこの下に落ちてくれるので、足裏への付着も軽減されます。
実験2:猫砂のほこり立ちについて
ほこり立ちの実験の結果、ベントナイトやシリカゲルは粉が舞うことがわかりました。
おから、再生パルプ、木のおがくずはほこり立ちはほとんどありません。
ナチュラルな素材でできた無添加の木の猫砂は、添加物を使っていないため多少の粉じんが見られましたが、ベントナイトの粉じんのような息苦しさは感じませんでした。
実際に各猫砂を扱ってみてわかったこと
最後に今回の実験結果に加えて、実際にさまざまな種類の猫砂を扱ってみてnekozuki編集部が感じたことや素材について気になる点などをまとめました。
1.ベントナイト(鉱物)
粒が細かいベントナイトは肉球にはさまりやすく、肉球をなめたときにネコの体内に入ることが懸念されます。
米国においては、ベントナイトの猫砂を摂取すると膨張して腸内の水分を吸収し、閉塞や脱水症状を引き起こす可能性などが問題視されたこともありました。(※)
※参考記事:What are the health effects of cat litter on people and pets? – Emagazine.com
Is Sodium Bentonite Cat Litter Toxic or Cause Urinary Problems in Cats? | PetPlace.com
ベントナイトは消化吸収されずに排出されるため数粒であれば問題ないと言われていますが、根拠は乏しく、飼い主としては不安が残ります。
過去には「ベントナイトの猫砂を大量に食べてしまった異食症のネコさんが、中毒症状を起こしてしまった」という事例が報告されたこともありました。ごく稀な事例ではありますが、万が一ネコさんが誤食してしまったときを考えると使用は悩ましいと感じます。
また砂の飛散とほこり立ちが激しかったです。猫砂交換時にほこりを吸い込む可能性もあり、ネコさんだけでなく飼い主さんへの影響も心配です。
参考までに、厚生労働省が発表しているリスクアセスメントマニュアル「有害性のレベルの区分(粉じん)」によると、ベントナイトの粉じん有害性レベルはアスベストの次のランクに分けられているようです。
2.おから(食物)
食物からできているから良さそうに思えますが、おからの他に添加されている炭酸カルシウム、コーンスターチなどが気になりました。
また、食物を使用した猫砂はネコさんによっては「食べ物」と認識されることもあり、誤食時の影響が心配です。
3.再生パルプ(紙)
再生パルプからできているから良いなぁと思いつつ、紙の他に添加されている吸水性ポリマー、植物性粘着剤などが気になりました。
植物性粘着剤は主にでんぷんのりが使われておりますが、長期保存時には防腐剤や抗菌剤が必要となるため、さらに添加物が多くなります。
4.シリカゲル
手でシリカゲルを触っていたら指が乾燥してきました。ネコさんの肉球も乾燥するのかもしれません。乾燥剤にも使用されるシリカゲルは「食べてはいけません」と明記されていることが多いです。当然、ネコさんの体にも悪い影響があると予測されます。
シリカゲル (化学物質)が水分を吸収する様子
ぱちぱちという音、水分を吸収後に猫砂が器から飛んでいき驚きました。
5.おがくず(木)
自然素材でできているから良いなぁと思いつつ、おかくずの他に添加されている糊剤、香料が気になりました。ネコさんはヒトと違い香料などを代謝できず体内にどんどん蓄積し、香料の種類によってはある日、中毒症状をおこすこともあるので慎重に選びたいところです。
また製品によっては鉱物系の素材と混ぜた猫砂もあるため、安全性を重視して選ぶ際には注意する必要がありそうです。
6.木のチップ(無添加)
ネコさんの体への負担を考えると自然界に存在する木だけで作られたものを選びたいです。
猫砂の多くは、成型するために粘着剤が使用されています。さらに飼い主目線の後処理のしやすさから、コーンスターチやでんぷんなどの固まる成分を添加し、おしっこをした部分が固まるようになっています。
無添加の猫砂は、これまで当たり前に添加されていた添加物をすべて排除しました。
木のチップ(無添加)が水分を吸収し膨らむ様子。
乾燥している猫砂に水分が入りどんどん膨らみ、まるで生きているみたいです。
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今回の比較実験でも使用した“無添加の木のチップ”は、nekozukiが開発した「小さな村の猫砂」です。
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トイレのあとに猫が足をなめてしまうことに不安を感じ開発しました。
固まる成分や抗菌・香料などを使っていないから、足をなめてしまっても安心です。
ポイント1.猫に安心して使える猫砂
「小さな村の猫砂」は、添加物などを一切使用していません。
国産の木を100%使用し、自然素材でできているためネコさんにも安心してお使いいただけます。
以下、固まる猫砂と無添加の猫砂の様子の比較画像です。
固まらない猫砂は、トイレ後の砂かけが思う存分できそうです。
おしっこをした部分は粉状になりすのこの下に落ちるので、トイレの都度、固まりを除去する必要もありません。
ポイント2.粉が舞いにくい
「小さな村の猫砂」は固まる成分不使用のため、若干ほこり立ちがありますが、ベントナイトに見られるほこり立ちほど顕著なものではありません。
ご購入者さまからも「猫砂交換時のほこり立ちが気にならなくなった」といったレビューを多数いただいています。
ポイント3.ニオイが気にならない
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「小さな村の猫砂」は固まる成分を使用していません。オシッコをした部分が崩れ落ちるため、すのこタイプのシステムトイレとの併用をおすすめします。
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この機会にぜひお試しください。
まとめ
ネコさんは日常的に猫砂を口にしてしまう可能性が高いです。
nekozukiでは、ネコさんと飼い主さんの双方にとって安全な猫砂を以下のように定義し、実験を行ったうえで考察しました。
消臭力や後処理のしやすさなど、利便性を優先しすぎると、ネコさんにとっては安全面において不安が残る製品が多く見られました。
少しでも不安の少ないものをネコさんに使ってほしいとお考えの方は、ぜひnekozukiの「小さな村の猫砂」をお試しください。
当製品が、ネコさんと飼い主さんの健康で穏やかな毎日の一助になりましたらうれしく思います。